研究課題/領域番号 |
63440029
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研究種目 |
一般研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
和田 攻 東京大学, 医学部・医学科, 教授 (60009933)
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研究分担者 |
金井 好克 東京大学, 医学部・医学科, 助手 (60204533)
長橋 捷 東京大学, 医学部・医学科, 助手 (90009994)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1990
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キーワード | 発癌物質 / 変異原性 / 複素環状アミン / 暴露指標 |
研究概要 |
1977年以後、主として国立癌センタ-研究所の杉村らにより、従来知られていた発癌物質とは異なる一群の発癌物質が、アミノ酸や蛋白の熱分解物中に存在することが見出され、化学構造上、発癌性複素環状アミンであることが確立された。これからの発癌物質は アミノ酸や蛋白質の熱分解物中に検出されたことや、これまでにいずれの魚や肉などの加熱処理した食品中に検出されたため、加熱などの調理過程で生ずるものと考えられ、食品由来発癌物質(Dietary Carcinogen)と呼ばれてきた。しかし、これらの発癌物質のうち、いくつかは食品中のみではなくタバコ煙や大気粉じん中にもその存在が、最近証明され、環境発癌物質であると言える状況になっている。このような背景から、これらの発癌物質のヒト健康への影響を正しく評価する必要があり、本研究ではこのため暴露レベルを評価する方法を確立するために実施された。本研究においては、以下の点を解明できたと考えられる。 1) 発癌性複素環状アミンは、食品ばかりでなくタバコ煙、室内空気や大気など広く環境に分布している。 2) ヒトは、発癌性複素環状アミンに実際に暴露されている。 3) 発癌性複素環状アミンの暴露指標としては、ヘモグロビンと結合した発癌性複素環状アミンの測定が適している。
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