| 研究課題/領域番号 |
63440048
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| 研究機関 | 神戸大学 |
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研究代表者 |
斉藤 洋一 神戸大学, 医学部, 教授 (90004803)
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| 研究分担者 |
田中 龍彦 神戸大学, 医学部, 助手 (20179766)
加藤 道男 神戸大学, 医学部, 助手 (30140445)
山本 正博 神戸大学, 医学部, 講師 (40166822)
黒田 嘉和 神戸大学, 医学部, 講師 (70178143)
大柳 治正 神戸大学, 医学部, 助教授 (00030958)
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| キーワード | 膵臓早期診断 / 膵癌治療 / モノクメーナル抗体 / 腫瘍マーカー / ターゲティング療法KM01 / KM10 / ヒトモノクローナル抗体 |
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| 研究概要 |
1.膵臓により有用な腫瘍マーカー検出のため、膵臓由来の細胞を含め消化器癌株化細胞を免疫原とした数10種類のモノクローナル抗体を検討したが、現時点ではKM01に優るものは見出せなかった。
2.膵臓ターゲティング療法に関するモノクローナル抗体に関しては予定通りの成果が得られた。すなわち、(1).KM10ーadriamycin(ADM)conjugateの有効性を膵臓細胞移殖癌で実験的に証明するとともに、前臨床試験として、conjugateの毒性低下と常用量における特記すべき副作用の無いことを証明した。(2).KM10のキメテはKM10Fabをババイレ処理後FabのvariableとヒトIgGのconstantを組み合せて作製し、その抗体価はnativeKM10の約50%に減少するがターゲティングに使用可能な安全なconjugateになりうることを明らかにした。(3)KM10キメテADMconjugateを作製し移植腫瘍の実験においてターゲティング療法の可能性を見出しえた。(4)ヒトモノクローナル抗体は消化器癌手術時に採取した局所リンパ節、あるいは合併切除した脾臓よりそれぞれのリンパ球を取り出し、それとhuonanBlympho hlastoicl cell lineとを細胞融合させ、作製しえた45株のハイブリドーマより検索し、膵臓に感受性のあるものが出現しつつある。(5)ヒト・モノクローナル抗体のスクリーニング法として、従来の酵素抗体間接法で問題となる内因性ヒトグロブリンによる非特異反応を抑制しうる新しい免疫組織化学法(直接法変法)を完成した。(6)モノクローナル抗体とADMのconjugate研究の副産物として、conjugateのspacerとして使用したdextranとADMの結合物で抗癌作用の増強することを見出した。
3.BHP膵臓のマウスもモノクローナル抗体は何回作製を試みたが、いずれも得られたものは特異性が低く、ターゲティングの検討にはむかず、現在も検索中である。
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