研究分担者 |
菊地 俊彦 東北大学, 医学部, 助手 (70177799)
朴沢 孝治 東北大学, 医学部, 助手 (20199459)
柴原 義博 東北大学, 医学部, 講師 (70142940)
小林 俊光 東北大学, 医学部, 助教授 (80133958)
SUZUKI Mamoru Tohoku Univ. School of Med., Associate (10206534)
YAGINUMA Yuji Tohoku Univ. School of Med., Associate
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研究概要 |
研究代表者の高坂は,研究分担者の小林・柴原・朴沢・菊地らとともに〓出性中耳炎の成因解析の研究を行うとともに,新たな治療法の確立のために研究の臨床的展開を行った。その成果は,日本耳鼻咽候科学会・日本基礎耳科学会・日本臨床耳科学会・日本耳鼻咽候科免疫アレルギ-学会等で学術講演として発表され,また多くの学術雑誌に投稿されている。 特に,平成元年(1989)5月に大阪市で行われた第90回日本耳鼻咽候科学会総会学術講演会において研究代表者の高坂は「〓出性中耳炎ー最新の治療法ー」と題して教育講演を行い,初診時の病期分類とそれに基づいたきめ細かな治療法の選択の重要性を指摘した。更に,平成2年(1990)5月に東京で開催された第91回日本耳鼻咽候科学会総会並びに学術講演会においては,ラウンドテ-ブルディスカッション「換気チュ-ブ留置術の適応とその限界」について司会を担当し研究分担者小林を含む4名の研究者とともに〓出性中耳炎治療における外科的治療のひとつである換気チュ-ブ留置術の効果とその問題点について十分なディスカッションを行った。 以上の学術活動並びに出版活動の内容は冊子にまとめられて出版されるのでそれを参照して欲しい。 難治性〓出性中耳炎の成因については,個体の感染防御機構の欠陥と急性化膿性中耳炎の不完全な治療によって促進されていることが本研究の経過により次第に明確にされ、これに対する対応の必要性を痛感しているところである。新しい治療法の探求は今後も継続されていくと思われるが、今回の成果が治療成積の向上に少しで役立てば望外の喜びである。
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