研究課題/領域番号 |
63440067
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
大島 浩一 岡山大学, 医学部附属病院, 助手 (40176871)
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研究分担者 |
河西 庸二郎 岡山大学, 医学部附属病院, 助手 (80211184)
豊田 英治 岡山大学, 医学部附属病院, 助手 (70207645)
白神 史雄 岡山大学, 医学部附属病院, 助手 (50187530)
松岡 徹 岡山大学, 医学部附属病院, 講師 (10165780)
小西 玄人 岡山大学, 医学部附属病院, 助手 (90205435)
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キーワード | acidic fibroblast growth factor / basic fibroblast growth factor / in sita hybridization |
研究概要 |
1.牛眼網膜由来の血管形成因子について 牛眼網膜より精製した血管形成因子は、免疫学的にbasic fibroblast growth factorと同一であることが証明された。 2.眼内におけるbasic fibroblast growth factorとacidic fibroblast growth factorの分布の差違について acidic fibroblast growth factorとbasic fibroblast growth factorは、いづれも血管新生を促進する。そして、現在までに精製した網膜由来の血管形成因子は免疫学的に、および生化学的にacidic fibroblast growth factorおよびbasic fibroblast growth factorと同一であることが示されている。しかし眼内でどの細胞がこれらの因子を産生しているのか不明であった。そこで、in sita hybridizationの手法を用いて、2つの因子のメッセンジャ-RNAの局在を調べた。 その結果、basic fibroblast growth factorは網膜の視細胞のみで産生されていることが明らかとなった。これとは対照的に、acidic fibroblast growth factorは網膜の視細胞、内顆粒層の細胞および神経節細胞で産生されていることがわかった。このような産生細胞のちがいは、これらのgrowth factorの網膜内での生理的作用を考えるうえで、たいへん興味深い。
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