研究課題/領域番号 |
63440084
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研究機関 | 日本女子体育大学 |
研究代表者 |
山川 純 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (70060738)
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研究分担者 |
赤羽 多美子 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (40070601)
平尾 智恵子 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (10060740)
加賀谷 淳子 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (80083096)
深山 智代 日本女子体育大学, 体育学部, 教授 (70060746)
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キーワード | 日常生活 / 活動水準 / 運動処方 / 管理職 / 主婦 / 農村婦人 / 高齢者 / 24時間心拍数 |
研究概要 |
本研究は24時間の心拍数、血圧の連続測定と行動調査を行い、運動強度からみた生活活動特性を最らかにしようとした。対象者は都市に住む座業的生活者、山岳部の農業従事者およば都市部の高齢者である。結果を要約すると以下の通りである。 1、都市に居住し、管理職として勤務時間の90%を椅座位で事務的作業に従事する男性(43ー52歳)6名の勤務中の心拍数は110拍/分を超えることはなかった。しかし、通勤時には120ー130拍/分に達する例も見られた。 2、都市部に住む主婦11名(46ー65歳)の日常生活活動時心拍数が100拍/分以上になる時間は平日では15ー45分にすぎなかった。そして、自転車による移動時に1日の最高値を示す例が多かった。 3、山岳部で農業に従事している婦人(46ー65歳)10名の心拍数は野菜の土よせやたねまきなどの農業をしている時でも、最高値は120ー130拍/分であり、農作業時よりも農場への徒歩による移動時の方が高い値を示した。しかし、移動には車を用いる場合が多くみられた。 4、都市部に住みスポーツ講座で運動を行っている63ー85歳の男性10名と女性10名の24時間心拍数はほとんどの時間は100拍/分以下であったが、最高値はスポーツ講座のない日で100ー130、講座のある日は120ー150拍/分に達していた。運動時の心拍数最高値が高くならずに80ー100拍/分の時間が増加する例もみられた。 5、24時間の血圧連続測定を女子大学生6名に実施した結果、心拍数変化とはほぼ併行していた。 6、以上の結果から、都市に住む事務的作業者、主婦、高齢者だけでなく山岳部の農従事者でも日常生活の心拍数は100拍/分以下で1日のほとんどを過ごしており、意図的運動場面を除と上限は120ー130拍/分であることが明かとなった。
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