| 研究課題/領域番号 |
63450006
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| 研究機関 | 大正大学 |
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研究代表者 |
藤井 正雄 大正大学, 文学部, 教授 (30054638)
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| 研究分担者 |
鷲見 定信 大正大学, 文学部, 講師 (80184646)
星野 英紀 大正大学, 文学部, 助教授 (00054669)
山ノ井 大治 大正大学, 文学部, 助教授 (60054649)
小野 泰博 図書館情報大学, 図書館情報学部, 教授 (40041800)
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| キーワード | 「供養」儀礼 / 水子供養 / 動物供養 / ペット供養 / 道具供養 / 放生会 / 八幡神 / 霊魂観 / 使役動物 / 愛玩動物 / 新宗教 / 伝統的仏教寺院 / 境内鎮守 / 神葬祭 |
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| 研究概要 |
初年度の全体的研究方針として、基本的な実態の把握を目的として調査を進めた。まず概括的な方向づけとして、現代における<「供養」儀礼の変容>をキータームとした。具体的・基礎的な作業として、大正大学関係の関東地方の仏教寺院にアンケート調査を実施し、各寺院で行われていた、ないしは行われている各種「供養」儀礼の情報収集を実施した。星野を中心とした水子供養研究班は、水子供養がどの程度の割合と規模でいつごろから行われてきたかをそのアンケート調査から追跡中である。現在、返送データを逐次コンピューターに入力している。その一方新宗教において水子供養をその活動の中心にすえている教団として大阪茨木市の辧天宗と松緑神道大和山を取り上げ、教団関係者および供養者への面談調査を数度にわたり実施し、既成仏教との比較対照の基礎的作業を行っている。次に鷲見を中心とした動物供養班は、アンケート調査からもまた文献および学術出版物からも窺える伝統的な使役動物や漁村における魚類の供養と共に、新宗教教団の松緑神道大和山と長野県長野市北部に位置する中条村の調査から、新たな動物供養の種類や供養主体の発生調査の過程で明らかにしてきた。また新しい顕著な動物供養の例として、藤井を中心としたペット動物供養班は、九州、近畿、東京近郊のペット霊園の実態的調査を実施した。山ノ井大治の道具供養班では、アンケート調査によって実施状況を把握し、新たな供養主体・対象道具が数多くあり、新しい供養形態が発生していることが判明した。それとともに伝統的形態の実態を探るべく、中条村では筆塚に代表される道具供養を調査した。小野は独自の研究活動を行った。出雲地方における神葬祭と八幡神を中心とした境内鎮守における供養形態の現代的展開と霊魂観の変遷を見るべく島根県各地の一畑薬師・佐太神社・美保神社・県立島根図書館の実施調査を試みた。
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