研究課題/領域番号 |
63450035
|
研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
羽鳥 博愛 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10014672)
|
研究分担者 |
野田 哲雄 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30135834)
金谷 憲 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70134757)
伊藤 嘉一 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (90015834)
|
キーワード | 教科教育 / 指導的介入 / 英作文 / フィードバック |
研究概要 |
本年度は、次年度(平成元年度)に行う本調査のための準備として、プログラム実施概要の決定、英作文課題及び作文用紙の作成、分析システムにおける変数の選定、協力校の設定などに費やされた。 まず第1に、研究に協力して本調査を実施してくれる協力校(公立高校2、私立高校1)が内定した。 次に、英作文プログラム実施の概要を次のように定めた。原則としてプログラムは第2学期に実施する。協力校の事情が許せば12週間、毎週1回英作文課題を生徒に課す。その内の最初の2回は練習用とし、データ分析には含めない。添削グループの添削は研究班の方で行なうことなどとした。 英作文課題の選定については、現在までに行われている英作文指導において用いられている課題例を網羅的に収集し、そのデータを参考にしながら現在、協力校との打ち合せを行っている。原則としては、題目と書き出しの文を与えて生徒に続けさせるという方法を採用する予定である。 分析の対象とする変数についても、先行研究の広範な調査に基づいて選定を行うようにした。まず、全体のfluencyの伸びを見るために、単語数、文の数をaccuracyの指標としてerrorをグローバルなものとローカルなものに分けて取り上げる。また、生徒の「文章」としての意識がどのように変化するかを見るために、cohesionのインデックスとして照応関係も変数として取り上げることとした。 生徒の参加意欲を高めるための工夫もなされた。作文用紙を一人一人まとめて管理させるためのバインダーを用意し、用紙はカラフルなものにした。 実施の詳細については引き続き協力校と検討を続けている。
|