研究課題/領域番号 |
63450040
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
原 一雄 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (10052218)
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研究分担者 |
勝見 允行 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (10052242)
田坂 興亞 国際基督教大学, 教養学部, 助教授 (70052264)
絹川 正吉 国際基督教大学, 教養学部, 教授 (00052217)
讃岐 和家 国際基督大学, 教養学部, 教授 (30052210)
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キーワード | 大学教育 / 教授資質開発 / FDプログラム / 教授法研修 / 教員評価 / 教員ハンドブック / 大学教育研究センタ- |
研究概要 |
本研究の第2年度として、計画案ならびに予備調査の成果に基き、具体的な課題の本調査と研修プログラムの作成に当った。現在4つの班は、それぞれ次の作業を進めている。 第1班 内外研究プログラムに関する基礎的文献研究ーーFDプログラムの背後の哲学、実際的問題点ならびに諸外国における先行的実践例の紹介等につき、実期的に研究会を開催して我が国における特殊事情を検討中である。 第2班 総合的評価方法に関する資料の収集ーー内外における類似の研修プログラムについて可能な限り実地に見学し、授業法の改善のための工夫や評価活動の実際について情報を集め、分析検討を行っている。 第3班 研修部門の解説とワ-クショップの試験的実施ーー上記2班からの助言を基に、分担した課題について具体的な研修プログラムを策定実施し、それらの教育効果を実証するための事前・事後評価基準の設定を試みている。 第4班 教授ハンドブックの編策ーー学内・外研究協力者と協議し、大学教員向け研修プログラムの実施と研究の目的、運営・施行・評価の方法などについて一応のガイドラインを提示するため、忌憚なく意見を交換しつつ、最終版の作成に努めている。 本年度の具体的研究成果としては、一般教育科目のクラスにおける授業のビデオ撮りが挙げられる。6名の本学教員と2名の学外招待講演者が、異なった専門を背景に、それぞれ独自のスタイルで講議・講演・ディスカッションを行った「総合コ-ス:平和の諸問題」のクラスを、質疑応答等を含めてビデオに収録した。これらは、大学における教授法の幾つかの具体例となるものであり、長所・欠点等を分析して各人の授業改善に資するだけでなく、新任教員の研修等にも用いることができるものと考えられる。これに加え、現在、新任者及び帰任者のための各種研修プログラムが提案され、また、大学教育研究センタ-の在り方がFDとの関連で検討中である。
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