研究概要 |
1.新たに購入した『時事新報』のマイクロフィルムから千葉県関係の史料を収集した。 2.宮城県名取郡旧生出村(明治期の模範村)の役場旧蔵文書や村長長尾四郎右衛門の関係文書について史料調査と史料収集を行なった。 3.静岡県賀茂郡旧稲取村(明治期の模範村)の村長田村又吉の関係史料について調査・収集を行なった。 4.千葉県山武郡旧源村(明治・大正期の模範村)の役場旧蔵文書(千葉県文書館収蔵)について史料調査と史料収集を行なった。 5.前年度に引き続き明治中期に山武郡会議員,千葉県会議員を勤めた志賀吾郷の日誌(明治中期〜昭和初期)について,収集史料に基づいて具体的な分析を進めた。 6.明治期に衆議院議員・貴族院議員を勤めた千葉県茂原市の高橋喜惣治の関係文書について史料調査を行なった。一方,明治・大正期に衆議院議員だった印旛郡本埜村の吉植庄一郎の関係文書については,本年度も史料調査を実行することができなかった。 7.以上の史料収集のほか,千葉県関係の文献や新聞記事の収集をも行ない,研究会を定期的に開いて研究成果の総括を進めてきたが,3年間にわたって収集した史料を十分に活用した成果を出すためには時間が不足であることが明らかになった。 従って,研究成果報告書の作成は,平成3年度に延期し,従来の研究を抜本的に再検討したうえで,納得のいく報告書としてまとめたいと考えている。
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