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1988 年度 実績報告書

西夏文字のコンピュータ処理の研究ー西夏文字辞典の編纂を目指してー

研究課題

研究課題/領域番号 63450066
研究機関京都大学

研究代表者

西田 龍雄  京都大学, 文学部, 教授 (00025032)

研究分担者 壇辻 正剛  京都大学, 文学部, 助手 (10188469)
金澤 正憲  京都大学, 大型計算機センター, 助教授 (80027599)
キーワード西夏語 / 西夏文字 / 文字分析 / 言語解読 / 西夏王国
研究概要

本研究は西夏文字辞典の編纂を最終的な目標としているが、本年度はその基本的な準備段階として以下の様な作業を進めた。
まず、西夏文字のコンピュータ処理を可能にするため、イメージ・スキャナーで読取り、フロッピー・ディスクに保存する作業を進めていった。原テキストには、西夏文字の字形が明確でないところがあり、文字の不鮮明さを補う必要があるなどの問題が幾つかあったが、それには手書き加筆することによって解決を計った。
西夏文字データ・ベースの作成を目指し、発音・意味等の付加を考慮して準備資料を作成する作業を進めたが、先ず、音声面では西夏文字の複雑な発音表示の簡略化を考え、その転換法を考案する作業を行った。その過程で、国際音声記号(IPA)の文字フォントを作成した。
意味面での研究では、西夏語には、いわば口語と文語の二層の語彙レベルが存在することが明らかになったが、1036年に公布された西夏文字にはそのような背景となる言葉の階層の違いを直接反映することなしに作られているため、外面上弁別できない文字の中にそれら二層の単語が混在していることになる。したがって、異音同義語の間の関係を明示する必要が出てくる。一方、意味の解読に対しては、単なる個々の文字の意味の解明にとどまらず、単語としての意味、熟語としての認定が重要であるとの見解に立って、西夏の学者梁徳育編纂の『新集錦合道理』をはじめ種々のテキストの解読を進めている。
これらの成果に基づいて、次年度は西夏文字データ・ベースをさらに充実し、西夏文字発音辞典の編纂の準備を行いたいと思う。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] Tatsuo,Nishida: Memoirs of the Research Department of the Toyo Bunko.45. 1-24 (1988)

  • [文献書誌] Tatsuo,Nishida: Studia Phonologica. 21. 1-9 (1988)

  • [文献書誌] Tatsuo,Nishida: Pacific Linguistics. Cー104. (1989)

  • [文献書誌] 西田龍雄: 言語学大辞典. 中巻. (1989)

  • [文献書誌] 西田龍雄: 言語大学辞典. 中巻. (1989)

  • [文献書誌] 西田龍雄: "西夏文字の話" 大修館書店, 1-173 (1989)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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