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1988 年度 実績報告書

ハイブリッド検出器による低エネルギーハイペロン原子核反応の研究

研究課題

研究課題/領域番号 63460014
研究機関京都大学

研究代表者

今井 憲一  京都大学, 理学部, 助教授 (70025493)

研究分担者 政池 明  京都大学, 理学部, 教授 (40022587)
キーワードハイブリッド検出器 / エマルジョン / ハイペロン / Hーダイバリオン / ハイパー核
研究概要

本研究は、具体的にはカウンターとエマルジョンのハイブリッド検出器によって得られるΣ^-,Ξ^-等のハイペロンと原子核の反応データを京都大学に於いて解析し、H粒子やΛΛ核の探索,Σ^-Ξ^-と原子核の反応断面積の測定を行う事を目的としている。今年度は、高エネルギー物理学研究所において、エマルジョン中の原子核内の陽子を標的として、K^-P→K^+Σ^-,K^-P→K^+Ξ^-の反応をK^+スペクトロメーターを用いて固定し,そのK┣D1+のトラックを16ミクロンの位置分解能を持つシリコンストリップ検出器で測定するという、ハイブリッドエマルジョンの実験を行なった。実験は、順調に行なわれ、63年度末に終了した。この魔助に安完認-データの解伏によると、数千ケ以上のΣ┣D1-┫D1とΞ┣D1-┫D1のトラックが固定できると予想される。このカウンターデータからの情報を元に、エマルジョン中のΣ┣D1-やΞ┣D1-の飛跡を探し、その反応をエマルジョン解析で調べることになる。
この高エネルギーや研究所での実験と並行して、25×25cm^2という広い解析面積をもつ、エマルジョン自動解析装置を製作した。現在、顕微鏡可動ステージ、テレビモニター、コントロール等のハードな部分は完成しており、既設のμVAX計算機とつないで、自動解析を行う為にソフトウェアの開発を行なっているところである。来年度はじめには、上記実験で得られた、エマルジョンデータの解析がスタートする予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 今井 他: Proceedings of 17th INS International Symposium on Nuclear Physics at Intermediate Energy(1988).(1989)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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