• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1988 年度 実績報告書

X線パラメトリック周波数変換効果の研究

研究課題

研究課題/領域番号 63460063
研究機関東京学芸大学

研究代表者

大井 みさほ  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (40176821)

研究分担者 安藤 正海  高エネルギー物理学研究所, 放射光施設, 教授 (30013501)
並河 一道  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10090515)
キーワードX線パラメトリック周波数変換 / 放射光 / YAGレーザー / 位相整合条件
研究概要

本年度の計画としては、順次、(1)YAGレーザーを購入して、光学系の設計を行なうこと、(2)Xブラッグ反射を利用してX線とレーザー光間の位相整合条件を満足する実験系を設計すること、(3)X線とレーザー光の偏光面を制御して、パラメトリック周波数変換効果の実現条件を満足させること、(4)レーザー光の照射時と非照射時の差を調べるため、時間分解型の測定法を開発すること、(5)マルチポールウィグラーおよびX線集光モノクロメーターによってX線の輝度を高めること、およびこれらの手法を用い、X線パラメトリック周波数変換効果の検証を行なうことをとり上げた。
本補助金で購入したYAGレーザー及びその付属品を中心とし、レーザー光学系を構成した。さらに、X線とレーザー光間の位相整合条件を検討し、同時にこれらの偏光面に関するパラメトリック周波数変換効果の実現の条件も検討し、光学系の設計を行なった。これらを用いた実験は、放射光のマシンタイムの関係で、3月中旬に実施する予定で、そこでは、このような光学系を組み立て、これらの光学系が実際に設計通りに動作するかを確認することになっている。一方、放射光のマルチポールウィグラーは集光しないでもベンディングマグネットの約50〜100倍の輝度の放射光を出すことがわかった。今後、集光ミラーを入れることによって、10^4程度の輝度のい増大が見込まれ、この強力X線光源を利用し、上記手法を用いた検証実験を来年度に予定している。

URL: 

公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi