研究課題/領域番号 |
63460130
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研究種目 |
一般研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
野口 正一 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (80006220)
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研究分担者 |
富樫 敦 東北大学, 電気通信研究所, 助手 (20172140)
白鳥 則郎 東北大学, 電気通信研究所, 助教授 (60111316)
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研究期間 (年度) |
1988 – 1989
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キーワード | 統合型知的処理システム / 統合型知的処理言語 / 知識処理システム / 知的ネットワ-ク・ア-キテクチャ / 通信ソフトウェア / ユ-ザ・インタ-フェ-ス / 知的プログラミング環境 / 分散処理 |
研究概要 |
本研究の目的は、異なるパラダイムを持つ複数の知的システムを有機的に統合した情報処理システムの設計体系を確立し、システムの構築と評価を通して、本設計法の妥当性を実証することである。 昭和63年度では、当研究室のプロジェクトを基盤にして、(1)統合型知識処理言語の設計:(2)統合型知識処理システムのための知的ネットワ-ク・ア-キテクチャとその通信ソフトウェアの設計について、具体的に研究を行なった。(1)については、開発済みの融合型言語AMLOGをベ-スに、新たにタイプ階層的モジュ-ル化デ-タ抽象化の機能や高階関数の導入を図り、統合型プログラミング言語の言語仕様を定めた。(2)については知的ネットワ-クのア-キテクチャを設定し、通信ソフトウェア開発システムIDESSの支援機能、知識ベ-ス機能の充実を図った。次にこの支援システムを用いて通信ソフトウェアを設計し、実装した。 平成元年度では、(1)理論型パラダイムと関連型パラダイムを提供する2つのサブシステムの構成;(2)63年度で開発された知的ネットワ-クを用いた各サブシステムの結合;(3)統合型知的処理システムの構築について、研究を行なった。(1)については、各システムを開発し、更にユ-ザインタ-フェ-スの強化した知的プログラミング環境を開発した。(2)については、前年度の成果である通信ソフトウェア開発支援システムを用いて、知的ネットワ-クを完成させ、サブシステムを結合した。(3)では、最終的な統合型知的処理システムの性能評価を行い、その適用結果に基づいて本設計法の改善を行った。
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