• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1988 年度 実績報告書

スパイクタイヤの使用規制に伴う冬期の交通安全と路面管理方策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63460163
研究機関北海道大学

研究代表者

加来 照俊  北海道大学, 工学部, 教授 (40001135)

研究分担者 萩原 亨  北海道大学, 工学部, 助手 (60172839)
藤原 隆  北海道大学, 工学部, 助手 (50109493)
中辻 隆  北海道大学, 工学部, 講師 (60123949)
キーワード冬期交通安全 / 路面管理 / スパイクタイヤ
研究概要

今年度は(1)スパイクタイヤの使用規制が交通安全に与える影響の分析、(2)冬期路面状態予測モデルの作成、(3)路面状態計測システムの開発に関する基礎的検討の3項目について行った。まず(1)のスパイクタイヤ使用規制の影響については、まず基礎的な考察として人身事故データ(12〜3月の冬期間分)の分析を行い、昭和58年度から事故は年々増加する傾向にあり、車両相互事故が増加しており、路面状態と事故類型間に関連があり、車両相互事故が増加しており、路面状態と事故類型間に関連があると考えられる傾向がみられた、等の結果を得た。またアメダス等の気象データを用い、降雪量と事故率の間や、降雪量や気温の変化の大きさと事故率に正の相関がある等の結果を得た。また数量加II類により、気象条件による事故件数増加の評価を行い、それらの結果をふまえ気象条件と路面状態を説明変数として数量化I類により月別事故件数の予測を行った。その結果、実際の件数に近い値を得た。また路面管理を導入することにより、冬期間に約1割程度の事故を減少させられると予想された。(2)の路面状態予測モデルの作成については、過去3年分の冬期路面状況調査データと気象データを基に月別の路面状態日数を予測するモデルを作った。それにより、国道、道道別、地域別、月別にまとめ、それぞれの雪氷路面率を求めた。その結果、月別では1月、地域別では道北地方の雪氷路面率が大きかった。これらの結果から、さらによいモデルを作ることにより、気象データから路面状態を予測し除雪計画等に利用できると考えられる。(3)の路面状態計測システムの開発に関する基礎的検討では、札幌近郊国道230号線中山峠等で、表面温度計等とビデオによる路面状態観測に関するデータ採取を行ったが、分析については時間的な関係から来年度に行うことにした。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 坪田靖: (社)土木学会北海道支部論文報告集. 43. 443-446 (1988)

  • [文献書誌] 寺田一太郎: (社)日本交通科学協議会交通科学研究資料. 29. 78-81 (1988)

  • [文献書誌] Kaku,T: Proc.of First International Symposium on Surface Characteristics(Pennsylvania,U.S.A.)(impress).

  • [文献書誌] Hagiwara,T: Proc.of International Symposium on Cold Region Development(Harvin,China). 1. 28-37 (1988)

URL: 

公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi