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1988 年度 実績報告書

コストプロポーションからみた小中高等学校既存RC.造校舎の評価システムに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63460182
研究機関東京工業大学

研究代表者

谷口 汎邦  東京工業大学, 工学部, 教授 (40016332)

研究分担者 山口 勝己  東京工業大学, 文教施設総合研究センター, 助手 (30200611)
原 坦  多摩美術大学, 教授 (60087278)
宮本 文人  東京工業大学, 文教施設総合研究センター, 助教授 (20143688)
キーワード小学校 / 中学校 / 学校施設の整備状況 / 校舎 / 建築費用 / 工事科目別費用 / 建築単価 / 施設規模 / 都市の類型
研究概要

1.全国の地方自治体を対象に官公庁統計、現地調査を行い人口特性、学校施設の整備状況を表わすデータを収集した。学校施設整備の構造を探るため、欠損指標をもたない都市を対象に分析を行い、学校施設の整備状況を表わす30指標を選定した。これらをもとに、学校施設の整備状況からみた都市の特性を把握するため、主成分分析を行った。これより、都市の特性は、施設の規模性、施設の不足性、公立外依存性、施設の安全性の4つの軸で捉えられること、主成分得点をもとに全国の都市は、地方中核都市、大都市圏都市、大都市近郊都市、地方独立都市、地方中小都市等7類型に分けられることが明らかになった。
2.学校施設の整備状況を調べるため、児童・生徒1人当りの施設規模と、危険校舎面積比率等の校舎・体育施設の整備内容という2つの観点から全国都市をランク分けし、都市類型との関係を検討した。これにより、施設規模については、地方中小都市では児童・生徒1人当りの面積は大きく、1校当りの校舎面積等学校の規模は小さいのに対し、地方中核都市、大都市近郊都市ではこれと反対の傾向を示している。また、整備内容の面については、大都市圏都市では校舎・体育施設共充実しているのに対し、地方中小都市では校舎の整備の遅れがみられる。
3.公立の小・中学校の建築費内訳の概要を把握するため、予備的に、152の学校を対象に工事科目別費用項目について構成比率を求めた。コンクリート、型枠、鉄筋、鉄骨等建物の躯体に関わる工事、金属製建具工事の占める割合が大きく、全費用の約半分を占めることがわかった。しかし、建築単価には地域差、建設年による変動等があり、また、建物の仕様、建物形態等も異なるため、建築費の内訳を分析しても限界がある。今後、詳細に分析するためには、建築単価等変動する要因をある程度統一しながら、シミュレーションを行う必要があると思われる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 谷口汎邦,原坦,宮本文人: 日本建築学会第8回地域施設計画研究シンポジウム地域施設計画研究8. (1990)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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