研究課題/領域番号 |
63460216
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小嶋 正治 九州大学, 薬学部, 教授 (90037565)
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研究分担者 |
西谷 弘 徳島大学, 医学部, 教授 (50117206)
亀井 洋子 九州大学, 薬学部, 助教授 (20037584)
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キーワード | 脳機能 / グルコース代謝 / Fー19 / NMR / 化学シフト画像 / マウス麻酔 / 2ーデオキシー2ーフルオロ-Dーグルコース / 2ーデオキシー2ーフルオローDーガラクトース |
研究概要 |
本研究では、多核NMRを用い標識糖の生体内動態の空間的、生化学的情報を無浸襲モニタする方法を開発し、高度な診断法を目指した。 糖代謝を利用による診断に適した2ーデオキシー2ーフルカローDーグルコース(FDG)および2ーデオキシー2ーフルオローDーガラクトース(FDGal)の合成を行った。これらフッ素糖はFー18体によるPET法で高腫瘍集積性が知られているが、われわれのFー19NMRの結果によれば糖要求度の高い部位においては高集積性に加え、異なる糖への変換(たとえばFDGからFDMへ、FDMからFDGへ)が著しいことが示された。 本研究における特筆すべき発見は脳機能とFDG-FDM変換速度との関連である。脳機能修飾モデルは虚血、低酸素、薬物による修飾など多種類あるが、本研究では深麻酔を用いた。ddY系雄性6ー7週令マウスによる実験ではFDG投与後30分におけるFDMの生成は次表のようである。心臓は麻酔時においても一定の活動状態にあり、かつグルコースをエネルギー源とする必要はないが、これと比較しグルコースのみがエネルギー源である脳においてはFDM生成に活動状態の違いが反映された。麻酔時と覚醒時の差は集積量における違いにより顕著であり、NMRによる無浸襲生化学情報の有用性を物語っている。(雑誌投稿準備中) (〕・HY・〔) Fー19NMRによるDFGおよびFDGalの画像作成は投影再構成法によりファントムで成功し、in vivo測定を実行中である。
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