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1988 年度 実績報告書

原子吸光光度法・非等温等圧法の組合せによる合金中希薄成分の活量測定

研究課題

研究課題/領域番号 63470047
研究機関東北大学

研究代表者

阿座上 竹四  東北大学, 工学部, 教授 (50006029)

研究分担者 中澤 重厚  東北大学, 工学部, 助教授 (70006055)
日野 光久  東北大学, 工学部, 助手 (40005335)
伊藤 聰  東北大学, 工学部, 助手 (70133048)
キーワード原子吸光光度法 / 活量 / 合金 / 熱力学的性質
研究概要

仕様の異なる原子吸光光度計を2台購入する一方、試料温度を制御するための電気炉を製作し、試料蒸気の吸光度を測定するセルを準備し、予備的・基本的な測定を開始した。
石英製吸収セル加熱用の電気炉として日本ジャーレルアッシュAA-782型原子吸光光度計と組み合わせるものを2種類製作した。一方の電気炉は非等温等圧型セルを加熱するためのものであり、合金試料温度を450K〜650K、透光窓温度を900K〜1100Kの範囲で両者独立に精密制御しうるようにした。もう一方の電気炉は等温等に圧型セルを加熱するためのものであり、合金試料および透光窓を700K〜1100Kの温度に精密に制御しうるものにした。
試料温度および透光窓温度の測定・制御システムを構築ののち、まず等温等圧セルを用いて純粋鉛を標準資料に選び、鉛蒸気が示す吸光度を試料温度の関数として測定し、吸光度の温度依存生から蒸発熱を算出してみた。等温等圧型セルを用いて求めた鉛の蒸発熱は文献記載の確定値と比べると若干低く、非等温圧型セル採用の意義を再確認する結果となった。引続き現在まで、光度計のダイナミックレンジを定め、吸光セルのバックグラウンド吸収をより正確に決定しうる条件を探す作業を進めてきた。
平成元年度は非等温圧法による合金中希薄成分の活量測定を、日本ジャーレルアッシュAA-782型原子吸光光度計を用いて本格的に行う。また、水素化容易な元素を含有する合金と平衡する蒸気をいったんArで搬出し、直後にH_2を合流させて非凝縮生としたガスを透光窓に導く方式による活量測定を日立180-30型原子吸光光度計を用いて行う。

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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