1。3、7、11ーTrimethylー2、6、10ーdodecatrienー3ーy1ー(ー)ーindolactam V(1)の合成ーTeleocidin類合成の共通中間体(2)(R=Me)ヘファルネシルブロミドより製したGrignard試薬を反応せしめLyngbyatoxin A(3)の類似体(1)を合成した。1の発癌プロモ-タ-活性は3とほぼ匹敵する強力な値を示した。2。Pendolmycin(4)の合成ー9位ヒドロキシルメチル基のメチレンをトリチウムラベルし4の生体内蛋白質への結合点を調べるため2(R=tーBu)を出発原料とし5を経由する新たな構想で4合成を企画、目的を達成した。3。(±)ーcisーTrikentrin A(6)、(±)ーtransーTrikentrin A(7)の合成ー海綿の一種Trikentrion flabelliformeより抽出された5種のTrikentrin類はいずれもグラム陽性菌に対し抗菌作用を示す。8を共通中間体とし、まず9を形成した後我々が見いだしたインド-ル閉環反応に付し6、7を全合成した。4。(±)ーcisーTrikentrin B(10)、(±)ーtransーTrikentrin B(11)、(±)ーIsoーtransーTrikentrin B(12)の合成ーこれらの合成は8より上記同様の方法にて13のごとき末端二重結合誘導体を合成し、これら前駆体をRhCl_3で処理して二重結合を目的位置に移動させ10、11、12を全合成した。5。Trikentrin類の絶対配置決定ー(+)ーPulegone(14)を原料として光学活性の15を合成し、これより8型化合物を経て上記同様にして(-)ーcisーTrikentrin A(16)、(-)ーtransーTrikentrin A(17)を合成した。天然物と比施光度を比較し、天然物の絶対配置を決定した。6。(±)ーHapalindole H(18)、(±)ーHapalindole U(19)の合成ー昨年度の経路に従い、C/Dトランス体へ導く方法を検討して18、19を合成した。
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