研究課題/領域番号 |
63470133
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
勝部 幸輝 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (20032013)
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研究分担者 |
北川 康行 大阪大学, 蛋白質研究所, 助手 (70195254)
佐藤 衛 大阪大学, 蛋白質研究所, 助手 (60170784)
楠木 正巳 大阪大学, 蛋白質研究所, 助手 (90135749)
畑 安雄 大阪大学, 蛋白質研究所, 助手 (10127277)
松浦 良樹 大阪大学, 蛋白質研究所, 助教授 (90029968)
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キーワード | 結晶解析 / 動的講造解析 / 放射光 / イメージングプレート |
研究概要 |
1)強力かつ平行性の高い入射X線を得るためにわん曲ミラーを使って入射X線を全反射集光させる光学系を組み立て強度測定システムに導入した。現在その性能を評価中である。 2)イメージングプレート(iP)を二次元検出器として使用するためにiPの性能を評価した。その結果iPはX線フィルムに比べ約1/25の露出時間で強度が露出時間に比例することが判明した。さらにS/N比を評価検討したところiPの場合バックグラウンドレベルがX線フィルムに比べ著しく低いことがわかった。その結果、図に示したようにX線フィルムを使った場合に比べ約1/25の露出時間でS/N比が約3倍から4倍高いデータが得られた。また、現在の所最も信頼度の高い回折計を使って収集したデータとの比較も行った。その結果、データの一致度がきわめて良好だったことからiPから得られるデータの信頼度が高いことを確認した。以上のことからiPを使用することにより従来の方法に比べて1/25以上の露出時間の短縮でこれまで以上のS/N比を有する精度の高いデータ収集が約束された。さらにX線源として放射光を用いればより短時間でのデータ収集が期待できる。3)タカアミラーゼを結晶化した。その結晶を使って放射光実験施設にてデータ収集を行った。iPを使って、1.8A分解能までの回折強度を測定し現在そのデータを処理している所である。
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