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1989 年度 実績報告書

Riプラスミドによる形質転換を利用した病害感受性・抵抗遺伝子の解析に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63480045
研究機関香川大学

研究代表者

真山 滋志  香川大学, 農学部, 助教授 (00112251)

研究分担者 京 正晴  香川大学, 農学部, 助手 (70195395)
豊田 秀吉  近畿大学, 農学部, 助教授 (00150805)
キーワードRiプラスミド / 毛状根 / 形質転換植物 / 病害抵抗性 / 植物病原毒素
研究概要

タバコ赤星病菌の分泌する宿主特異的毒素に対する感受性遺伝子解明のため、感受性品種と抵抗性品種の雑種F_1の葯由来の再生体、および花粉の毒素感受性について調べたところ、再生体の感受性は約1:1に分離して現われた。葯由来の再生体には半数体植物(n体)が含まれるので、半数体植物の感受性、抵抗性系統が得られることが判明した。現在染色体の確認を行っている。また、半数体植物よりRiプラスミドによる毛状根の誘導を試みている。トマト萎凋病抵抗性、感受性植物より毛状根を多数誘導し、形質転換の有無をオパイン類生成の有無を検定することにより判定した。また、Fusarium菌体壁由来の成分の毛状根に対する生物検定を行い、同菌レ-スに対する特異的反応の有無についてスクリ-ニングしている。
一方、トマト青枯病に対する抵抗性変異体の選抜を培養カルスより行いフザリウリム菌による萎凋病抵抗性の植物の作出に成功した。また、同様の方法でタバコTMV抵抗性植物も得た。現在、これらの抵抗性を獲得した理由について検討を加えている。
Riプラスミドを利用した変具体の誘導系は確立し、生物検定法も行えるようになったが、毒素感受性に対する変異体の選抜には至っていない。確率的にもかなり低いことは想像されるが、なお一層の継続をする必要がある。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 豊田秀吉ら他5名: "Selection of Bacterial wilt-resistant tomato through tissue calture" Plant Cell Report. 8. 317-320 (1989)

  • [文献書誌] 豊田秀吉ら他3名: "Multiplication of tobacco mosaic virus in tobacco callus tissues and in vitro selection for viral disease resistance" Plant Cell Report. 8. 433-436 (1989)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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