研究概要 |
メロンのプロトプラスト培養系とその再生法確立を検討した。次にプロトプラストに対してエレクトロポ-レ-ション法を用いて外来遺伝子(βーglucuronidase遺伝子)の導入を試み,プロトプラストへの外来遺伝子導入法を確立した。また,同組換プロトプラストを0.1mg/l 2.40と0.5mg/lBAP含有1/2MS培地で培養し,カルス増殖に成功し,0.15mg/lIAAと1.0mg/lBAPで培養継代し,グリ-ンスポットを形成させることに成功した。ようにホルモンフリ-培地で継代培養したところ,シュ-トと根の再生に成功し,再生体は圃場で成体にまで生育させることに成功した。一方,Agrobacterium rhijogenesにより毛状根を誘導した後毛状根を培養してカルス細胞化した。次にそのカルスから再生体を形成させることに成功した。A.rhijogtnesの感染により外来遺伝子(Gus gene)を形質転換した毛状根を形成させることに成功した。サザ-ンブロットハイブリダイゼ-ションによりソベクタ-DNA組込みを確認した。さらに,毛状根がNPillA及びGUS遺伝子を形質転換していることを証明した。さらに,メロンのいずれの分化段階でも同遺伝子が発現していることを確認した。一方,トマトの毛状根をA.rhijogenesにより誘導し,多数の形質転換毛状根の培養系と確立した。つぎに同毛状根とフザリウム萎凋病菌を対峙培養し,インビトロ示での毛状根に対する感染過程を比較し,フザルウム菌に対する低抗性変異体の芝抜系を確立した。
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