研究分担者 |
緒方 肇 関西医科大学, 医学部, 助手 (50169174)
比舎 弘子 関西医科大学, 医学部, 助手 (90151422)
土岐 純子 関西医科大学, 医学部, 助手 (40077681)
長田 憲和 関西医科大学, 医学部, 講師 (40155940)
稲葉 宗夫 関西医科大学, 医学部, 講師 (70115947)
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研究概要 |
1.自己免疫自然発症マウスの病気発症前の造血幹細胞を精製し、正常マウスに移植することにより、全身性自己免疫疾患のみならず、臓器特異的自己免疫疾患をtransferすることに成功した(Proc.Natl.Acad.Sci.87:8341ー8344,1990)。すなわち、 1)NODマウスにおけるラ氏島炎とインスリン依存性糖尿病(IDDM)を正常なC3H/HeNマウスにtransferできること、 2)(NZWxBXSB)F_1マウスにおける免疫血小板減少性紫斑病(ITP)とル-プス腎炎を正常のC3H/HeN、C57BL/6Jマウスにtransferできること、 以上の事実を実証した。 2.Cycling phaseの造血幹細胞が腫瘍細胞の増殖をも抑制し(Cancer Research 50:2582ー2586,1990)、モンキ-やヒトにも同様の細胞が存在することを見いだした(Blood 75:1125ー1131,1990)。 3.自己免疫疾患自然発症マウス(MRL/lpr)からauotoーreactive clonesを樹立した(Immunobiology,in press)。 4.胸腺のLyー1B細胞がMlsのtoleranceの誘導に重要な役割を果たしていることを見いだした(J.Exp.Med.171:321ー326,1990)。
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