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1988 年度 実績報告書

住血吸虫DNAに存在するレトロウイルス関連配列とその発現・機能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 63480149
研究機関筑波大学

研究代表者

入江 勇治  筑波大学, 基礎医学系, 助教授 (80110485)

研究分担者 田中 真奈実  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (80188341)
岩村 幸雄  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (90110486)
キーワード住血吸虫 / DNA / レトロウイルス関連配列 / サザンブロット法 / ウエスタンブロット法 / 酵素免疫測定法
研究概要

昭和63年度までの研究で、われわれはxenotropicおよびecotropicマウスtypeCウイルスのenv領域と相同性のある配列が、日本住血吸虫、マンソン住血吸虫成虫および虫卵DNAに存在し、かつマンソン住血吸虫ではその存在様式が異なることを明らかにした。マウスecotropicウイルスのgagおよびpol領域に強い相同性を持つ配列が日本住血吸虫およびマンソン住血吸虫虫卵のDNAにのみ存在すること、さらに日本住血吸虫成虫およびマンソン住血吸虫虫卵DNAにはマウスtypeAレトロウイルスと強い相同性を持つ配列が存在するが、マンソン住血吸虫成虫DNAではこの配列が欠落していることを解明した。また、外来性ウシ白血病ウイルスおよび内在型ブタレトロウイルスの配列に類似する配列が、日本住血吸虫、マンソン住血吸虫成虫および虫卵に検出された。他方、マウスxenotropicレトロウイルス(Bv_2)、ecotropicレトロウイルス(R-MuLV)のenvgag遺伝子で免疫したヤギ血清を用いて酵素免疫測定法(ABC法)およびウエステタンブロット法で検索した結果、抗Bv_2gp70(env遺伝子産物であるウイルス外被膜糖蛋白質)抗体で日本住血吸虫およびマンソン住血吸虫の雄虫の外被下層と雌虫の卵黄腺に特異的反応が認められた。ウエスタンブロット法でも各々に特異的なバンドが検出されたが、そのパターンは種や性差によって異なることが判った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Manami,Tanaka: Parasitology.

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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