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1988 年度 実績報告書

マウス・ヒト胎児脾臓細胞ヘテロハイブリドーマを親株とするヒトMoAbの作成

研究課題

研究課題/領域番号 63480366
研究機関名古屋大学

研究代表者

後藤 節子  名古屋大学, 医学部, 講師 (80111847)

研究分担者 斉藤 満  名古屋大学, 医学部, 助手 (90186966)
キーワードマウスーヒトheterohybridoma / ヒトMoAb / 悪性腫瘍 / immuno adherance test / solid-phased EIA
研究概要

1.マウス、ヒト胎児脾臓リンパ球ヘテロハイブリドーマ株の検討
マウス、ヒト胎児脾臓リンパ球ヘテロハイブリドーマの親株としての詳細な検討は、in vitro倍加時間、8AG(8アザグアニン)耐性、HAT培地感受性など、充分ヒトモノクローナル抗体作成のための親株の性格を満たしていることが判明した。次にヒトリンパ球との融合性であるが、その時によって安定性を欠くこともあるが、親株としてのヘテロハイブリドーマとヒトリンパ球の条件さえ整えば50%以上のwellでクローンを形成してくることが明らかとなった。また親株の有するヒト染色体について検討した結果、平均染色体モード65個のうち、約3個のヒトクロモゾームを持っており、かつ染色体No14を安定して有していることが判った。これら結果を近く学会誌に発表する予定である。
2.マウスーヒト胎児脾臓リンパ球を親株として、ヒトMoAbの作成
マウスーヒトヘテロハイブリドーマを親株として、婦人科悪性腫瘍患者所属リンパ節リンパ球とのhybridomaの形成、さらに悪性腫瘍患者末梢血リンパ球とのhybridomaの形成を行った。hybridomaの形成後、ヒトIgG、IgMが約30%〜50%のクローンに検出できた。しかし現在のところクローン上清には、腫瘍細胞に特異的なMoAbは検出されていない。
3.産生ヒトMoAbの性状分析について
hybridomaが産生するヒトMoAbにつき、solid phased EIAを使用して抗体の特異性を検討したが、腫瘍細胞に特異的な抗体は現在のところ得られていない。また與細胞をtargetとしたimmuno adherance testおよびprotein-A assayにより抗体の特異性をみたが、現在までに特異性のある抗体は検出されていない。ひきつづき、ヒトMoAb産生hybridomaの作成、抗体特異性の検索に努力する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 斉藤満 他: Am.J.Repnoduct Imununol Microbiol. (1989)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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