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1988 年度 実績報告書

扁頭陰窩の機能的形態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63480384
研究機関埼玉医科大学

研究代表者

川端 五十鈴  埼玉医大総合医療センター 耳鼻咽喉科, 教授 (80008250)

研究分担者 近藤 玲子  埼玉医大総合医療センター 耳鼻咽喉科, 助手 (00192071)
池田 利昭  埼玉医大総合医療センター 耳鼻咽喉科, 講師 (00159625)
キーワード扁桃組織 / 三次元画像 / コンピューターグラフィックス / 陰窩構造 / 胚中心
研究概要

昭和63年度科学研究費補助金によって得られた私共の研究実績の概要につき報告する。
1.設備の購入状況について
本研究費補助金で購入した設備はニコン社製三次元画像解析システム・コスモゾンIIであり,本体・附属器とも昭和63年10月に設置され以後使用を開始した。
2.研究の進展の概要について
本設備のコンピューターは命令語が日本語使用であり,その操作に熱練を要さない。またソフトウエアーの面でも研究対象の三次元画像化にすぐれた機能をもっているので,研究遂行上有益である。私共の研究室では扁桃組織の形態学的研究を数年来つづけており,またすでにコンピューターグラフィックスの研究手法を試みているので,本設備の導入によって研究の進展が期待される。
3.研究実績について
ヒトロ蓋扁桃の連続切片より三次元画像化の所見は次の如くである。
A.扁桃陰窩構造の三次元画像について
陰窩は内部に進むにしたがって分枝をくり返す複雑な構造であるが,三次元画像化によって分枝状態が明解にわかり,分枝ばかりでなく融合もみられたので,昭和63年日本扁桃研究会にてその1部を報告した。
B.陰窩上皮と胚中心との関係について
陰窩上皮と胚中心は1体をなするものであり,扁桃の組織単位とみなされていたが,陰窩上皮と関係ない胚中心がみられた。
C.胚中心の三次元画像化について
胚中心は明中心と暗殻よりなるので両者の形態・体積を研究した。
なおBとCについて平成1年5月の日本耳鼻咽喉科学会で報告する。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K.Abbey,I.Kawabata: Acta Otolaryngol(Stockh). Suppl 454. 39-42 (1988)

  • [文献書誌] 中村雅一,川端五十鈴: 扁桃胚中心の立体画像・コンピューターグラフィックスの応用. 日本耳鼻咽喉科会報.

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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