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1988 年度 実績報告書

人工歯咬合面の形態付与に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63480437
研究機関愛知学院大学

研究代表者

平沼 謙二  愛知学院大学歯学部, 第1歯科補綴学教室, 教授 (00064783)

研究分担者 杉本 太造  愛知学院大学歯学部第1歯科補綴学教室, 助手 (70192127)
今岡 勢喜  愛知学院大学歯学部第1歯科補綴学教室, 助手 (60191897)
石上 友彦  愛知学院大学歯学部第1歯科補綴学教室, 助手 (70191872)
佐藤 秀樹  愛知学院大学歯学部第1歯科補綴学教室, 講師 (90097569)
田中 貴信  愛知学院大学歯学部第1歯科補綴学教室, 助教授 (60014271)
キーワード人工歯 / 金属歯 / 2分割人工歯
研究概要

精密高温水槽、真空加圧鋳造機、加重試験機を購入し、試作の二分割構造の咬合面金属用人工歯について以下の実験を行った。
1。機械的強度
(1)レジン咬合面、(2)金属咬合面
実験結果として、(1)についての引っ張り強度試験では、平均8.6Kgfを又(2)については総ての試料で、レジン基底部が破折し、接合面での強度は、測定不能であった。(1)については4°C〜60°Cの2000回に亙る熱サイクルを与えても接合力の低下は見られなかった。
2。形態精度
人工歯の咬合面を金属に鋳造して、基底部に合着したものについて、各ステップにおける垂直距離の変化を観察した。その結果、分離時の沈下と合着時の浮き上がりが相殺され最終的に平均値として17μの浮き上がりを得た。
これらの概況については第80回日本補綴歯科学会総会において発表し、又本年7月にカナダのトロントにて開催されるInternational Conference of Prosthodentistsにて発表予定である。
このように、本人工歯の形態及び材質に関する基本的特性については試行錯誤の結果、臨床要件を十分に満たすものを得ることができた。
今後当初の計画に基ずいて、KennedyII級の欠損を有するもの約20名について、この人工歯を利用した部分床義歯を装着し、機能的咬合面形態の追求を行なう。具体的には、レジン咬合面歯の咬合面に発現する咬合小面の計測とともに、EMG、及び咀嚼能率の測定を行って両者の関係を探り、暫間的なものであるレジン部を何時金属に置換すべき時期の客観的な裏付けを行う予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 田中貴信、平沼謙二、他: 日本補綴学会雑誌. 32. 67 (1988)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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