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1988 年度 実績報告書

生物時計遺伝子のクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 63490023
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

中島 秀明  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助教授 (70142007)

研究分担者 石浦 正寛  岡崎国立共同研究機構, 基礎生物学研究所, 助手 (20132730)
キーワード概日性リズム / 生物時計 / クローニング / アカパンカビ
研究概要

アカパンカビ、Neurospora crassa.の時計遺伝子の一つであるprd1のクローニングを目的にした。このために二つの方法をとった。一つはこの遺伝子に近接するアクリフラブイン耐性遺伝子であるacr2をまずクローニングして、その後染色体walking法で目的の遺伝子に到達する方法と、もう一つはprd1変異株の生長速度が野生株に比較して低いことを利用して、直接この遺伝子をクローニングする方法である。最終的には後者がうまくいったので、acr2変異株から数百KbのDNAを調整して、それをsau3AIで切断し、炭糖密度勾配で大体4.50Kbの断片を精製し、あらかじめ作成したベノミル耐性遺伝子とアンピシリン耐性遺伝子を組込んだPDCIユスシドベクターに組込んだ。パッケージングの後、HBIOIにfrans duceしてアルピシン耐性をマーカーにして約3500のコスシドライブラリーを作成した。菌南中からユスシドDNAを調整してそれを用いてベルミル耐性をマーカーにてprd1変異株のspheroplastsをtranformした。ベノシル存在下で生育してきた菌糸から分生子を形成し、静置液体培地に植え最も早く生長してくる菌糸のみを採取し、再度分生子を形成させ、分生子を単離し、各々を生長管に移植してリズムの周期を測定した。シブ選択法で現在この3500のライブラリーの中からPrdl変異株を野生株に戻すことのできるものを2株発見した。現在BamHIで切った断片についてサブクローニングを行なっているところである。次の段階として適当な長さの活性のある断片を得て、制御酸素地図を作成後、塩基配列を決定した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] NAKASHIMA.H.: ""Phasing substaces"as the key to the cellular mechanism of the circadian clock.In circadion clocks and ecology" Hokkaido Univ Press, (1989)

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公開日: 1990-03-19   更新日: 2016-04-21  

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