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1989 年度 実績報告書

外国人留学性の日本語上達と適応に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 63510137
研究機関広島大学

研究代表者

上原 麻子  広島大学, 総合科学部, 助教授 (70193836)

研究分担者 深見 兼孝  広島大学, 教育学部, 講師 (20173312)
長友 和彦  広島大学, 教育学部, 助教授 (60164448)
多和田 眞一郎  広島大学, 教育学部, 助教授 (50134747)
浮田 三郎  広島大学, 教育学部, 助教授 (50136016)
キーワード異文化適応 / 日本語能力測定 / 留学生教育
研究概要

本年度の研究計画中、重要な4項目の進展経過及び成果を報告する。
1)4月来日の平成元年度前期日本済研修留学生19名(第2グル-プ)を対象に、日本語能力テストと2回の適応度テストを施行。来日後約2週間目に適応度第1回テストを行う。日本語テストは全員が学習歴皆無に近いので行わなかった。適応度第2回テストは、6ヶ月後(9月)の日本語研修終了時に行った。同時に、日本語能力テストも施行。
2)第1グル-プ(昭和63年度後期研修留学生)と第2グル-プの縦断研究の比較分析。両グル-プ共、日本語の進歩は著しく、困難は残るが日常生活は何とか日本語でできるようになる。適応に関して、両方グル-プの来日当初の問題は、(1)言語、(2)経済、(3)ホ-ムシック、(4)気候、(5)日本社会理解であった。6ヶ月の滞在期間中に全員が学内外に友人を持ち、住居の衛生面、環境の安全性に満足を示す。しかし半年後の適応の主な問題は、(1)言語(専門資料が読めない)、(2)研究指導が必要、(3)日本人の間接表現、(4)日本人グル-プに同等に入れない、(5)日本社会理解となる。言語能力、滞在期間の経過に伴い、言語、専門研究及び日本文化と位相の異なった問題が出てくる。高度な統計を用い、先行研究と合わせ分析続行中。
3)平成2年3月に第1グル-プに最後の適応度・日本語能力テスト施行。現在もデ-タ収集中。
4)日本語能力テストの改善。発話テストを中心に、米国で開発されている能力テストも参考にし、改善が進められている。本年度はデ-タの継続的な収集と日本語能力テストの改善に主眼を置き基礎研究を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 上原麻子: "Iustitutional Responses to Socio-Cultural Adjustment Problems of Foreign Students in Japan" Reports of the OECD Seminar on Higher Education and the Flow of Foreign Students. (1990)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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