研究課題/領域番号 |
63510274
|
研究種目 |
一般研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
言語学・音声学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
才田 いずみ 東北大学, 教養部, 助教授 (20186919)
|
研究分担者 |
金井 浩 東北大学, 工学部, 助手 (10185895)
牧野 正三 東北大学, 応用情報学研究センター, 助教授 (00089806)
川添 良幸 東北大学, 情報処理教育センター, 助教授 (30091672)
城戸 健一 東北大学, 応用情報学研究センター, 教授 (30006209)
大坪 一夫 筑波大学, 文芸言語学系, 教授 (20115538)
|
研究期間 (年度) |
1988 – 1989
|
キーワード | 日本語教育 / CAI / 聴解 / Intensive listening / タスク / パ-ソナルコンピュ-タ |
研究概要 |
平成元年度には、新たに6つのコ-スが完成し、外国人日本語学習者の音声認識上の弱点を、ほぼカバ-するだけのコ-スウエアを備えたシステムが出来上がった。 Intensive Listeningとも呼べる基礎訓練コ-スは、長音-短音、直音-拗音、清音-濁音、特殊拍、単音の識別力、さらに、拍数、語句の切れ目の把握力養成の7種を、タスク重視の応用コ-スは、カルタ取りのような「ひらがなならべ」と、TPR的要素を持った数と方向の学習「点とり虫」の2種を揃えている。 本システムの特色としては、1)音声出力に待ち時間がないこと、2)ユ-ザインタ-フェ-スに配慮したこと、3)ヘルプ機能が充実していること、4)学習者のレベルやニ-ズに合わせて音声や問題の追加・削除が行うものと、統計処理前に学習状況を見るための2種類の教授者支援プログラムが備わっていること、が挙げられよう。 今年度は、東北大学教養部日本語研修コ-スの研修生12名の協力を得て、9種類の練習コ-スのうち5コ-スについて試用を行った。個人別フロッピイに記録された試用デ-タは、東北大学総合情報ネットワ-ク(TAINS)を通じて東北大学情報処理教育センタ-のホストコンピュ-タIBM3081に送り統計処理しているが、処理に必要なプログラムはホスト上でSASを用いて作成した。今後も引続きデ-タを収集し、コ-スウエアの妥当性や改訂の必要性や方向についての検討を行っていく予定である。 なお、使用ハ-ドウエアはMacintosh SE、Mac Recorder、ハ-ドディスク。ソフトウェアは、フロッピイ制御に関わる部分などをC言語で、その他はHyperCardとSound Editを用いて独自に開発した。
|