(1)1989年度における2度のフィリピン現地調査によって入手したアキノ政権下でのCESO(高級官僚)の経歴者の分析を計算機等を用いて行ないました。 (2)1972年9月の戒厳令布告から、1986年2月の政権交代に至る期間、マルコスが公布した各種命令(大統領命令、行政命令、通達等)と、国民議会(1978年開設)による法令のうち、行政機関に関係するものを検討することにより、これまで実態が不明であったマルコス政権下の機構改革の全容をある程度明らかにしました。 (3)1986年、1987年、1988年、1989年度の予算執行計画書を分析することによってアキノ政権下における行政改革の実態をある程度明らかに致しました。 (4)アキノ政権下での上院公務員問題等委員会の内部資料を入手、併せて公務員委員会の内部資料も入手し、アキノ政権における公務員パ-ジをめぐる政治過程を明らかにしました。
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