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1988 年度 実績報告書

プロダクト・イノベーション・マネジメントにおける新製品開発システムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 63530063
研究機関日本大学

研究代表者

市村 隆哉  日本大学, 商学部, 教授 (60063682)

キーワード新製品開発 / イノベーティブ・マネジメント / ニーズ・アセスメント / 融合 / 製品戦略 / 品質特性の展開 / 情報行動の分析
研究概要

今年度は主にプロダクト・イノベーション・マネジメントの基本モデルを明らかにするために製品戦略、マーケティングおよび周辺分野について基礎的な文献研究、事例研究、研究交流を中心に研究を進めた。
「文献研究」では、イノベーション・マネジメントの機能を3つのレベルに分け、それぞれのレベルで行われる意志決定に際してのインプット情報、情報の評価、決定のプロセスを解析した。
「事例研究」では、従来から解析を進めているニーズアセスメントの情報行動の解析をさらに進め、営業、販売情報と製品特性の対比から、製品特性とマーケティング特性の関係を明らかにした。この結果、対象製品の市場に於ける戦略遂行に必要な情報、手段を提供し、さらに設計・製造部門の製品改良のポイントを指摘できた。
「研究交流」では、関連分野の研究者と積極的に情報を交換した。特にマクロな経営戦略に関しては広島大学の平木教授、ニーズアセスメントの方法および解析手法については金沢工大の石井教授から有用なコメントを得た。一方、名古屋の機械メーカーと共同で人的なイノベーションの問題を研究し、群馬県の車両メーカーとは新機種導入における設計部門のイノベーションの問題を群馬大学の宮崎教授とともに扱った。
以上より本年の研究を総括すれば、製品の開発、改良システムの概要は把握されたが、戦略と技術の融合の問題はあまり解析できなかった。
しかし、プロダクト・イノベーション・マネジメントの活動の一部として重要な、イノベーションの人的・組織的な問題、品質保証と技術開発システム構築の問題などに関して、ここに研究されたモデル、解析手法は未だ不完全とはいえ、かなり有効に応用出来ることが実証されたため、その結果を、今年開かれるTIMS大阪大会、ISPIMベルリン大会などの国際会議で研究発表する予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 市村隆哉: 商学集志. 1989.

  • [文献書誌] 市村隆哉: TECHNOVATION、OMEGA.

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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