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1988 年度 実績報告書

多様体の幾何学

研究課題

研究課題/領域番号 63540021
研究機関新潟大学

研究代表者

渡部 剛  新潟大学, 理学部, 教授 (60018257)

研究分担者 斉藤 吉助  新潟大学, 理学部, 教授 (30018949)
渡辺 誠治  新潟大学, 理学部, 助教授 (40018271)
兼田 正治  新潟大学, 理学部, 助教授 (60204575)
印南 信宏  新潟大学, 理学部, 助教授 (20160145)
関川 浩永  新潟大学, 理学部, 教授 (60018661)
キーワードaspherical多様体 / リー群 / 変換群 / 概ケーラー空間 / スカラー曲率 / 定曲率空間
研究概要

本研究の目標は大きく分けて次の2つであった。
1.asphevical多様体上の変換群
2.リーマン多様体上の諸構造について
1について、Mをaspherical多様体とするとき、その基本群Timの中心をZとする。次の予想をなるべく一般的に解くことが目標である。
(1)Zは有限生成か
(2)Zが有限生成であるとき、Z=Zkとすれば、Mはk次元トーラスの作用をもつか。
Gを非コンパクトリー群、KをGの極大コンパクト部分群、PをGのuniformな離散群とするとき、M=P/G/Kにつてい上の予想がなりたつことが得られた。さらにMが4次元でS^1上のfiber bundleである場合について、そのfiberがある条件をみたせば上の予想がなりたつことが示された。ここで4次元に限定する理由は、一般にMか5次元以上でその基本群がpolyZ群ならば、上の予想がなりたつことが既に示されており、3、4次元の場合が未解決であることによる。
2について。コンパクト・アインシュタイン概ケーラー多様体の積分可能性についてのGoldbergの予想はスカラー曲率が非負の場合について正しいことが知られているが、これが非負でなくとも、4次元の場合、ある条件のもとで正しいことが示された。また、定曲率空間をモデルにしたSchurの定理を局所対称空間用に改良した結果が得られた。
その他、正標数代数的閉体上のreductiveな代数群のボレル部分群の高次フロベニュース核のコホモローの決定、作用素論におけるいくつかの研究成果も得られた。

  • 研究成果

    (11件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (11件)

  • [文献書誌] 渡部剛: J.Math.Soc.Japan. 40. 629-645 (1988)

  • [文献書誌] 斉藤和夫: Sic.Rep.of Niigata Uiniversity. 24. 13-23 (1988)

  • [文献書誌] 関川浩永: Ann.Mat.para Appl.

  • [文献書誌] 関川浩永: Casopis Pest.Mat.

  • [文献書誌] 印南信宏: Sci,Rep of Niigata University.

  • [文献書誌] 印南信宏: Kodai Math J.11. 17-24 (1988)

  • [文献書誌] 渡辺誠治: Porc.A.M.S.102. 840-842 (1988)

  • [文献書誌] Paul S.Muhly: Annals of Math.127. 245-278 (1988)

  • [文献書誌] Paul S.Muhly: Pacific J.Math.

  • [文献書誌] 渡辺恵一: Math,Proc.Camb.Phil.SOC,. 103. 503-509 (1988)

  • [文献書誌] 渡辺恵一: Sci,Rep.Niigata University.

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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