研究課題/領域番号 |
63540107
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
加藤 定雄 山梨大学, 教育学部, 教授 (20020456)
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研究分担者 |
金川 秀也 山梨大学, 教育学部, 講師 (50185899)
佐藤 眞久 山梨大学, 教育学部, 助教授 (30143952)
鈴木 俊夫 山梨大学, 教育学部, 助教授 (20020472)
澤田 衛 山梨大学, 教育学部, 助教授 (10020372)
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キーワード | Bergman hernel function / Fundamental solution / Schrodinger equation / Eigen value / Representation theory / Stochastic process |
研究概要 |
科学研究費補助金交付申請書にかいた本年度の研究実施計画の分担に従って研究を進めるとともに、7月に関数論の研究者である栗林 和氏(中央大・理工)を招いて、compact Riemann surfacesのautomorphism groupsについての研究会を山梨大学において分担者全員とその協力者が集まって開催した。また12月には太刀川弘之氏(筑波大・数学)を招き、多元環のカルタン行列を中心とした話題について、さらに1月には天野一男氏(城西大・理)を招き、退化楕円型2次元Monge-Ampere方程式に対するDirichlet問題に関する最近の話題について前同様の研究会を開き研究の進展を図った。 研究代表者は同じ分野の研究者松浦省三氏(名工大)と数回にわたり研究会を行い、circular domainsのproper holomorphic mappingsならびに上記mappingsとBergman projectionとの関係について、S.R.Bell 〔Duke Math.J.48(1981),Comment.Math.Helvetici 57(1982)〕の仕事を検討し、Bellの得た結果のbounded domainsへの拡張を試みこれを続行中である。分担者澤田衛は無限頂の偏微分差分作用素の素解について研究し「無限項の差分のうち有限個の項に偏微分がついている偏微分差分作用素の素解の存在について」(日本数学会秋季総合分科会、金沢大、1988年10月)を報告した。また条件付きではあるが、無限個の項に偏微分作用素がついている場合にも一つの結果を得た。分担者鈴木俊夫は数値解析的手法により非線型偏微分方程式の解の構造の研究を続行中である。 分担者佐藤眞久は有限次多元環の表現論について研究し、次数環でない局所Artin環を与えた。分担者金川秀也は確率過程における極限定理とその応用について調べ「ランダムな点の間の最小距離に関する極限定理」(Jump型確率過程に関する極限定理と関連する話題シンポジウム、九大、1988年10月)を報告した。
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