研究課題/領域番号 |
63540228
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研究機関 | 愛知大学 |
研究代表者 |
坂東 昌子 愛知大学, 教養部, 教授 (20025365)
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研究分担者 |
益川 敏英 京都大学, 基礎物理研究所, 教授 (60022612)
長谷部 勝也 愛知大学, 教養部, 教授 (90228461)
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キーワード | 紫外固定点 / 動力学的対称性の破れ / 現代的くりこみ流れ図 |
研究概要 |
Nontrivialな紫外固定点をもつ場の理論の存在が確かめられれば、統一理論や大統一理論構築上大変重要な意味をもつテクニカラー力学が現実のフエルミオン質量とFCNC問題を解決する可能性があることに注目する研究者は増えつつある。昨年8月名古屋(愛知大学)で開かれた国際ワークショップ"New Trends in Strong Coupltng Gauge Thecnies"では、この可能性をさまざまな面から討論するよいチャンスになった。特に、このような非摂動論的な力学構造を、Lattiee Monte Larlo法を用いて数値的に確かめる試みと、我々が分析してきたSchuriger-Dyson 方程式によるアプローチは色々な意味で相補的な役割をもつ。後者のアプローチでは二つの面から未解決な面が残っていた。一つはゲージ依存性の問題である。今までの分析は、はじめからLandau Gaugeをとっていた。一般のゲージではどうなるかという問題は、色々Confusiyであったが今回現代的くりこみ処方(Polchinsky流)によるrenormalizotion flou)の構造を詳しく分析することによって、任意のゲージパラメター(α)とCoupling constant(入)の二変数面での相図を全面的に明らかにすることができた。そのなかでLandau gauge(α=0)は紫外固定点になっていることも明らかになった。同様の手段・方法を用いて次にはmassive geeuge hoson交換という力学系を調べるために、現在そのexpl=citな方程式をさまざまな物理量の計算が完成したところである。また同じ処方を用いて漸近自由な場の理論と漸近非自由な物の理論を同時にとり扱かい(これをparanetev A=0、or≠0で区別する)(A-入)planeでの相構造を明らかにする予定である。さらに一般に相変化を起す強い相互作用系におけるBound Statesの構造を広い立場から見直し、PsmesonのみならずVecforchannelについてもその力学的性質を分析し、Hiddenlocal Symmetny のrealizattonとの関連やHiggsメカニズムを見直したい。
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