(1)金沢市郊外(湯涌地区)の山間部の渓流ぞいにはえるハクサンアザミとカガノアザミの群落を調査地と設定した。ハクサンアザミには、株・茎・葉ごとに番号をうち区別して、草丈、葉の大きさ、茎の太さなどの経時的変化を記録した。 アザミの食葉性甲虫類の産卵・摂食部位と食害量を記録するとともに卵・幼虫・蛹などの数を定期的にカウントして、資源分割の状況をしらべた。 (2)ハクサンアザミにきているアリと甘露提供者(アリマキ)の種類相個体数、空間分布を調べた。 (3)ハクサンアザミ、カガノアザミの地上部を刈りとり、部位別に昆虫相を調査した。 (4)アザミの頭花をサンプリングして(調査地内および国内各地)、これを利用している昆虫相を調べた。 (5)各種昆虫類は現在同定依頼中である。
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