研究課題/領域番号 |
63550042
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
吉田 啓二 九州大学, 工学部, 助教授 (80108670)
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研究分担者 |
入江 富士男 近畿大学, 工学部, 教授 (80037647)
円福 敬二 九州大学, 工学部, 助教授 (20150493)
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キーワード | 超伝導デバイス / アナログ増幅器 / 超伝導集積回路 |
研究概要 |
本研究の当初計画(昭和63年度計画調査書)に従い、本年度は増幅器としての動作実験および増幅器の設計・試作を行い、ほぼ所期の目的を達成した。項目毎に研究成果の概要を示す。 1)増幅器としての動作実験 1-1)入力コイルの設計・製作 入力コイルの新しい設計法として、超伝動電極のカイネティックインダクタンスを利用する方式を提案し、その理論的検討を行い、その結果をもとに入力コイルの製作を行った。設計理論によると、電極の厚さをロンドン侵入長より薄くすることにより変換利得を大幅に増大させることができることが明らかとなった。 1-2)利得の測定 超伝導電極のカイネティックインダクタンスを利用する方式での実験を行い、変換利得が厚い電極の場合に比べて100倍以上となることを実証した。 2)増幅器の設計・試作 新しい入力コイルを組み込んだ増幅器の設計・試作を行い、その性能評価を行った。SQUIDを用いて雑音特性の測定を行い、入力換算の電流雑音が100pA/√<Hz>以下であることを示すことにより、低雑音・高利得増幅器の実現に成功した。
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