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1989 年度 実績報告書

ダイレスワォ-ミングによる異形鋼管のテ-パ引抜き加工

研究課題

研究課題/領域番号 63550071
研究機関奈良工業高等専門学校

研究代表者

関口 秀夫  奈良工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (80043462)

研究分担者 和田 任弘  奈良工業高等専門学校, 機械工学科, 講師 (10141912)
岩井 保善  奈良工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (90043471)
小畠 耕二  奈良工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (00043480)
キーワードダイレスフォ-ミング / 引抜き / テ-パ加工 / 異形鋼管 / 角鋼管 / テ-パ角管 / 高周波加熱
研究概要

本年度はテ-パ引抜き加工における形状制御ならびに変形挙動の解析に関する研究を行うとともにダイレス引抜き材の機械的性質(主として硬さ)および金属学的研究を行った。研究成果は以下の通りである。
(1)形状制御ならびに変形挙動の実験的解析
前年度においては引張り速度を段階的に変化させる方法について検討を加えたが、本年度では形状精度を向上させるために引張り速度を連続的に制御する方法を検討した。引張り速度を段階的に変化させる場合は非定常変形を利用しているため速度の切替えのタイミングが形状精度(テ-パ角など)に直接影響を及ぼし制御が難しかった。しかし連続的な速度制御によれば、テ-パ角に対応する刻々の変形量を与えるため形状精度が向上するほかテ-パ加工がきわめて容易になった。引張り速度を変化させたときの変形挙動(変形の応答性)を調べるために種々の条件下で実験を行った。その結果、ダイレス引抜きにおける冷却速度が小さすぎる場合は変形の応答性が低下しテ-パ角に誤差が生じることがわかった。
(2)機械的性質および金属組織
円管素材からロ-ルフォ-ミングにより成形した各種の異形管ではコ-ナ部のひずみがきわめて大きく著しく加工硬化(構造部材として試用する場合の割れの原因)しているが、ダイレス引抜きにおける加熱と冷却により異形管の機械的性質が均一化することがわかった。また、加熱温度、冷却速度の制御により材質調整が可能でありかなり広範囲にわたって機械的性質の制御ができることが明らかとなった。(金属組織の改善)

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 関口ほか: "異形鋼管のテ-パ引抜き加工法の開発" 第41回塑性加工連合講演会論文集. (1990)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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