• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1988 年度 実績報告書

Cr-Mo-V鋼における高温クリープき裂発生・成長挙動の損傷力学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 63550074
研究機関東北大学

研究代表者

横堀 寿光  東北大学, 工学部, 助教授 (00124636)

キーワードクリープ損傷 / insitu観察 / クリープき裂発生 / クリープ損傷則
研究概要

高温クリープき裂成長に関しては、電気的な計測等、間接的な測定法によるものが多く、試験機を連続運転しながら顕微鏡にてinsitu観察し、き裂発生、成長挙動を明らかにしていく試みは少ない。ところで、高温クリープ条件では、き裂の発生寿命がきわめて重要であるばかりでなくクリープ変形に伴う金属組織の損傷挙動を明らかにすることが重要視されている。本研究では顕微鏡ビデオ装置により高温クリープ条件下での、切欠き近傍のき裂発生、クリープ損傷形成過程のinsitu観察を行った。
その結果、クリープ損傷とクリープ変形との相互の関係、クリープ損傷領域の経時的変化、クリープき裂発生時のクリープ損傷等について実験的に新しい知見を得た。
これらの知見をもとにして、クリープ損傷則を理論的に解析した。本理論解析はさらに厳密なものに発展させていく必要があるが、このような解析により、理論的にクリープ損傷を解析することが可能となる。
従来取り扱われた試みは、すべてクリープ損傷は架空のものとして考えられており、本研究にて、はじめて損傷を実際に観察し、実態として把握することが可能となった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 横堀寿光,加治芳行,栗山卓,横堀武夫: 日本機械学会論文集. 54. 1304-1311 (1988)

  • [文献書誌] A.T.Yokobori Jr;T.Yokobori: Proceeding of the ICF7.1989. (1989)

URL: 

公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi