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1988 年度 実績報告書

ビデオとパソコンを利用した交通実態調査法の開発および応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63550384
研究機関宇都宮大学

研究代表者

古池 弘隆  宇都宮大学, 工学部, 教授 (70178177)

キーワードビデオカメラ / パーソナル・コンピューター / スーパーインポーズ / 交通現象実態調査 / 歩行者・自転車交通
研究概要

本研究は高所から撮影したビデオ画像とパーソナルコンピータを組み合わせて、静止した画面上に表示された歩行者や自転車あるいは自動車の位置を、ディジタイザーのカーソルの座標として読みとる装置を開発し、それを実際の交通流現象の調査解析に応用しようとするものである。本年度の研究実績を箇条書にまとめてみる。
1.本年度は本補助金により購入した高解像度のビデオカメラを使用して測定精度の検討などの基礎実験を行った。その結果測定精度の向上が見られ、カメラアングルの違いによる計測比較が可能となった。特に測定精度の検討については、ビデオカメラの据え付け位置による撮影角度と測定誤差の関係、ディジタイザーで画面から対象物を読みとる際の判読者の個人差など有用な基礎データが蓄積された。
2.ビデオ画面から読みとったX-Y座標を現地座標に変換するアルゴリズムを利用したソフトウエア、および収集されたデータから人や車の軌跡をプロッターに出力し交通流のパターン分析を行うソフトウエアが開発された。
3.パイロットスタディとして市内にあるスクランブル交差点で撮影したビデオフィルムを利用して、歩行者と自転車のコンフリクトの解析が行なわれた。現実の交差点での観測およびビデオ撮影については、栃木県警察本部交通部の協力が得られた。その結果、当該スクランブル交差点における自転車交通についての問題点を指摘することが出来、その成果を将来の交差点改良及び信号制御の改善に適用することが期待されている。
4.なお、本年度の研究の成果については、国内の土木学会および交通工学研究会で、またカナダで行なわれた国際会議において発表報告し、他の研究者と意見交換を行なった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 古池弘隆: 土木学会学術講演会講演概要集. 43巻. 354-355 (1988)

  • [文献書誌] 古池弘隆: 交通工学研究発表会論文集. 第9巻. 61-63 (1988)

  • [文献書誌] Hirotaka KOIKE: Proceedings of the Third International Conference on Computing in Civil Engineering. 699-705 (1988)

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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