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1989 年度 実績報告書

東京とロンドンとの都市空間構造と都市交通に関する比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 63550385
研究機関東京大学

研究代表者

新谷 洋二  東京大学, 工学部, 教授 (50010674)

研究分担者 中村 文彦  東京大学, 工学部, 助手 (70217892)
芦沢 哲蔵  帝京技術科学大学, 情報学部, 助教授 (20111461)
太田 勝敏  東京大学, 工学部, 助教授 (10011149)
キーワード東京都市圏 / ロンドン都市圏 / 都市空間構造 / 都市交通 / 人口・雇用分布
研究概要

これまで、わが国の国勢調査デ-タ、ロンドンのパ-ソントリップデ-タを入手、加工し、都市及び交通に関わる指標の設定作業とともに、各種比較を進めてきた。同時に、両都市の道路網図、公共交通路線図及びそのサ-ビス内容に関わる文献(案内書、時刻表の類)を入手し、図面上での交通状況の比較、公共交通のサ-ビス状況の比較を進めることができた。分析の結果、ロンドンと比較において東京が特徴的な点としては、人口が膨大であり、人口密度はロンドン都市圏の約2倍であること、ロンドン都市圏と異なり、多くの衛星都市を有していること、中心部の地価が高く、結果として、常住地と就業地の距離が非常に離れていること、都市間の鉄道の速度が遅く、通勤圏の範囲は狭いこと、上記2点の結果、多くの通勤者が中心から10〜40km圏に常住しており、その地域の地価が上昇してきていること等である。
なお、当初設定した5つの課題のうち、1.人口・雇用の分布と系年的な変動の比較、2.通勤パタ-ンの比較、3.交通需要量の比較、については、当初予定していた指標による比較及び考察を遂行できた。4.交通サ-ビス供給水準の比較については、両都市圏とも膨大な鉄道網を有している反面、その規格や運用については大きく異なること、都市部のバスについては、英国における規制緩和政策の影響でサ-ビス内容の変化が大きいこと等から、指標によっては、比較が困難な部分が生じている。そのため、比較結果の考察や、指標の補強などを継続している。5.生活行動パタ-ンの違いとそれに対する交通サ-ビスの比較については、現在、比較結果の整理と検討を継続している状況である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Ashizawa,Y.Niitani,F.Nakamura: "Comparative Study on Urban Structure and Transsport in Tokyo and London" THE 5^<th> WORLD CONFERENCE ON TRANSPORT RESEARCH PROCEEDINGS. (1990)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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