1.昨年度の正方形や長方形断面に対するテストランの結果をもとに、今年度は断面形状を数種類変えてテストランをくり返し行った。その結果、形状の汎用性に重点をおいた改良を加えることができた。またプログラムの改良により処理時間を昨年度より若干早めることができた。 2.本流れ解析プログラムによる計算結果と既往の風洞実験や実測結果とを比較し、レイノルズ数や乱れの性状などに関するプログラムの適用限界について検討した。 3.実験種別、計画建物形状、階数および規模などを検索のキ-ワ-ドとする周辺気流の画像デ-タ-ベ-スに関しては、一部入力手法を変えて、デ-タ-の入力時間を短縮することができた。 4.また、既往の実験結果や文献資料を入力して、デ-タ-数を増すとともに、検索の簡易化を行い、一部改良の余地は残るものの、風環境総合判断システムを完成させた。
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