研究課題/領域番号 |
63550429
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
加賀 昭和 大阪大学, 工学部, 助教授 (90029265)
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研究分担者 |
吉川 〓 大阪大学, 工学部, 教授 (70029742)
山口 克人 大阪大学, 工学部, 教授 (90029166)
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キーワード | 流れの可視化 / 画像処理 / 気流分布 / 速度計測 |
研究概要 |
本年度は、粒子状トレーサを用いる速度計測に関して、システムの高解像度化に伴い、従来の方式に改良を加えることと、極低速気流の可視化に煙を用いることの可能性を検討することを目的とした。得られた結果は以下の通りである。 1、粒子状トレーサを用いる可視化法に関して (1)二次元計測に必要な、異なる画像間での同一トレーサの対応付け法に関して、既存の追跡法の特性を、シミュレーションにより定量的に明らかにできた。 (2)2台のカメラによる三次元計測に関して、新たにカメラ設定を完全に自由化した方法を採用し、計測に伴う誤差を実験と解析により定量化することができた。 (3)上記システムに関して、学外で行った換気室模型の可視化実験結果を解析することにより、システムの有効性を実証できた。 2、煙を用いる可視化法に関して (1)二次元計測に関して、可視化像空間輝度分布の周波数を高める発煙法と、新たに採用した類似パターン検策法を組み合わせることによって、従来水流の計測に用いられてきた方式の1/30の演算時間で速度計測が可能であることを示せた。 (2)三次元計測に関して、煙の流脈による可視化法による計測を行い、その問題点を明らかにできた。 本年度は、低速気流への追随性、得られる可視化像の解析の容易さを評価基準として、トレーサ発生法を再検討することを重点に研究を進める予定である。
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