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1988 年度 実績報告書

21世紀における高密度住区モデルに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 63550435
研究機関東京大学

研究代表者

原 広司  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (60013190)

研究分担者 及川 清昭  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (00168840)
門内 輝行  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (90114686)
藤井 明  東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (20126155)
キーワード高密度住区モデル / 空間モデル / 機能 / 様相 / インテリジェント・シティー
研究概要

高度情報社会においては、都市機能の再編と集積を可能にする新たな都市モデルが求められている。本研究は、第1に、既存の都市空間の至るところで発生している多くの都市問題を解決すること、第2に、情報・エネルギー・交通などめざましく発展するテクノロジーをインフラストラクチャーに組み込んだインテリジェント・シティーを実現すること、第3に、生産と生活の共存する魅力的な都市空間を形成すること、といった基本的な要請を満たす、「高密度住区モデル」を提案しようとするものである(昨年度の「高密度集合住宅モデル」の発展形である)。
(1)500m立方程度のスケールをもつ空間に、10万人の人間が居住する都市モデルを形成するために、同程度の人口をかかえる既存の都市(具体的には千葉海浜ニュータウン)に含まれるあらゆる空間の構成を分析し、計画条件のシミュレーションを行った。集合住宅、学校、病院、オフィス、商業施設、さらに道路、広場、緑地、水面など、都市に必要なあらゆる空間的な装置の分量と分布とを検討し、具体的な計画条件を設定した。
(2)500m立方の空間の1000分の1の模型を作成し、豊かな自然を導入するためのヴォイドを含む、高密度都市モデルのデザインをすすめた。それによって、都市内のあらゆる施設にただちにアクセスできる、新しいタイプの居住空間を実現する可能性を明らかにした(様々な断面やバースペクティヴを調べるために、コンピュータ・グラフィックスによる都市景観のシミュレーションも試みている)。
(3)さらに、来るべき21世紀の都市モデルにふさわしい空間のイメージを探究するために、東京駅周辺再開発にこの都市モデルを応用した「TOKYO空中庭園」計画を作成した。これらの成果をふまえて、これから三次元の空間モデルを作成し、多くの人々に提案したいと考えている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 原広司: 朝日新聞 新年特集「都市」. 6-7 (1989)

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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