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1988 年度 実績報告書

加熱押田し加工物の固体発酵飼料化技法に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 63560244
研究機関琉球大学

研究代表者

國府田 佳弘  琉球大学, 農学部, 教授 (20038186)

研究分担者 秋永 孝義  琉球大学, 農学部, 助教授 (60045135)
安田 正昭  琉球大学, 農学部, 助教授 (90045120)
キーワードキャッサバ / 加熱押出し加工 / 固体発酵 / 高タンパク飼料
研究概要

キャッサバは熱帯地域で栽培される重要な根茎植物であり、特に東南アジア地域においては自国の食糧としてだけでなく、飼料としても多量に輸出する重要な経済作物である。しかし、キャッサバはタンパク質含量が1%前後とあまり高くなく、そのままでは飼料価値は高くない。そこで本研究はキャッサバを加熱押出し加工法によって多孔質物質として表面積を著しく増大させ、これを固体発酵させタンパク質含量を増大させ飼料価値を高める技法を開発するための基礎飼試料を得ることを目的とした。
先ず、多孔質としたキャッサバを固体発酵させるために最適な菌を検索するため10種類の菌について適性を調べた結果、Aspergillus oryza IAM2630とAspergillus niger Tieghen IFO4338が適当で、これによりタンパク質含量を11%まで高められることがわかった。これは小麦のふすまに相当する含量であり、飼料としては良質なものとなる。しかしながら、これを多孔質とした試料に植え付けるとき、水に分散させて吹き付けると、穴をふさぎ胞子が内部に進入せず、また表面積を著しく減少させることがわかった。
そこで、水に強い多孔質試料を得るための加熱押出し加工条件を求めるため、原料の含水量が18%前後のときに加工された試料の吸水量が15%と最も低く、また剪断強度もこの温度で最も強いものが得られ10〜26kg/cm^2を示すことがわかった。これは他の加工条件とも矛盾せず、本方法がキャッサバの多孔質飼料化に有用であるとの結論を得た。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] SUTRISNO.;YOSHIHIRO KOHDA,;TAKAYOSHI AKINAGA.: Bull.of Bogon Agriculture University. (1989)

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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