研究概要 |
1.3次元弾塑性解析用プログラムの開発に着手する準備として,これまで使用してきた効期下負荷面モデルを大幅に拡張・発展した拡張下負荷面・接線塑性モデル(橋口による)の適用を考慮し、その基本的特性の分析を行った。加えていくつかの土にこれを適用し材料パラメ-タの選定を行った。 2.弾性3次元変形問題として、単純沈下問題、車輪の沈下問題を解析し、2次元問題との違いを検討した。 3.解析結果の検証に利用する実験を行うための準備を進めた。これは車輪の走行問題を分析するための実験で、解析結果との比較に耐えうる高精度の計測を可能とすることを狙いとし,土槽実験装置の準備ならびにデ-タ処理法の検討を行った。 4.これに関連して、地盤の変形を計測・解析するシステムを開発し、いくつかの例について分析を行った。 5.動的問題への糸口として固有振動解析を行うプログラムを開発し、歩行用トラクタを対象に機械一手腕系の解析を行った。 6.本研究で開発したプログラムの整理を行った。解説書については作成を進めている最中で、完成にはいましばらくの時間が必要である。 7.本研究の成果、問題点を整理し、次のテ-マへの準備を進めている。これは「農業機械分野における有限要素解析の検証システムに関する研究」として平成3年度科研費の申請を行った。
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