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1988 年度 実績報告書

覚醒時緬羊の肺傷害におけるcyclic AMPおよびCa^<++>イオンの役割

研究課題

研究課題/領域番号 63570347
研究機関信州大学

研究代表者

上田 五雨  信州大学, 医学部心脈管病研究施設, 教授 (10020702)

研究分担者 竹岡 みち子  信州大学, 医学部心脈管病研究施設, 助手 (30197280)
平山 二郎  信州大学, 医学部第一内科, 助手 (90156696)
久保 恵嗣  信州大学, 医学部第一内科, 講師 (80143965)
酒井 秋男  信州大学, 医学部心脈管病研究施設, 助教授 (70020758)
小林 俊夫  信州大学, 医学部第一内科, 講師 (80020775)
キーワードエンドトキシン / dbcAMP / 肺循環 / 肺リンパ / レーザードッペラー法
研究概要

小林、久保、酒井、上田、平井等は、エンドトキシン肺傷害の肺血管透過性亢進の機序を解明するために、慢性肺リンパ瘻を作成した緬羊を用い、cyclic AMPのanalogとして作用するdibutyryl-cyclicAMP(db-CAMP) が、エンドトキシン肺傷害において、肺リンパおよび肺循環動態に対する効果を検討した。2時間以上の対照の観察後、右房より生理食塩水60ml/hrで6時間注入し、注入開始後1時間より30分で、E.coliエンドトキシン1μg/kgを注入し、その後5時間の観察を続けた。対照観察後、生理食塩水にとかしたdb-cAMPの30μg/kg/minを右房より60ml/hrで6時間持続注入し、注入開始後1時間後より、エンドトキシンを注入し観察した。また、別のグループではエンドトキシンの注入直後にdbc-AMP1mg/kgをbolusで、引き続いて30μg/kg/minを4時間30分持続注入し観察した。また、dbc-AMPのみを単独投与するグループも作製した。その結果、dbcAMPの前投与は、第I相の肺リンパ流量およびリンパクリアランスの増加を抑制した。また、第II期の肺リンパ流量の増加を抑制する傾向を示した。さらに、dbcAMP後投与では、第II期の肺リンパ流量の増加に対して抑制傾向がみられた。すなわち、cAMPは毛細血管の透過性亢進性肺傷害ノメカニズムに関与している。この結果は、第29回胸部疾患学会(平成元年4月)で発表される。
そこで、末梢循環の動態を検討するモデルとして、酒井は肺剔出標本を作製し、その低酸素性応答と血流変化の研究を続け、またdbcAMPはLT産成を抑制するとの結果も得ている。竹岡は、兎耳の毛細血管、動静脈吻合等の動態をチェックするモデルを、レーザー・ドップラー法で開発し、傷害時のdb・CAMPの効果をみる準備も作製し、その方法は第14回微少循環学会で報告される(平成元年3月)。

  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 酒井秋男,上田五月,N.Voelkel: 登山医学. 7. 87-93 (1987)

  • [文献書誌] M.Fukushima,;T.Kobayashi et al: Jpn.J.Appl.Physiology. 17. 583-590 (1987)

  • [文献書誌] K.Yoshimura,;A.Sakai,;G.Ueda et al: Jpn.Circul.J.51. 1138-1146 (1987)

  • [文献書誌] B.d.Levine,;K.Kubo,;G.Ueda et al: J.Appl Physiol. 64. 419-428 (1988)

  • [文献書誌] S.Koyama,;T.Kobayashi et al: Am.Rev.Resp.Disease. 137. 779-782 (1988)

  • [文献書誌] 上田五月: 現代医療. 21. 617-620 (1989)

  • [文献書誌] G,Ueda;S.Kusama;N.Voelkel(Eds): "High-altitude Medical Science" Shinshu Univ., 1-466 (1988)

  • [文献書誌] 田中正敏,菊池安行 編 上田五月: "近未来の人間科学事典" 朝倉書店, 1-665(378-388) (1988)

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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