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1990 年度 実績報告書

Prolineーrich proteinの構造と構能及び臨床的意義

研究課題

研究課題/領域番号 63570418
研究機関福岡大学

研究代表者

佐々木 淳  福岡大学, 医学部・第2内科, 講師 (90122697)

研究分担者 松永 彰  福岡大学, 医学部・第2内科, 講師 (60221587)
キーワードProlineーrich protein / 急性相蛋白 / アポリポ蛋白 / 冠動脈硬化 / トリグリセライド・リッチ・リポ蛋白
研究概要

我々はこれまでにProlineーrich protein(PRP)の分離・精製を行いPRPは1)SDS上分子量74000の糖蛋白である事、2)急性炎症性蛋白である事、3)トリグリセライド・リッチ・リポ蛋白と正相関しアポリポ蛋白としての特徴を有する事、4)臨床的および組織学的検討より肝で合成されている事を明らかにしてきた。本年度はPRPと冠動脈硬化の関連及びその他の炎症性蛋白との関連を調べた。当科で平成1年より2年までに冠動脈造影を行った183例(男性111例、女性72例)の血清脂質、アポ蛋白、リポ蛋白、PRP、各種炎症性蛋白(ハプトグロビン、CRP,トランスフェリン、セルロプラスミン、フィブリノ-ゲン、α_1アンチトリプシン、α_1アシッドグライコプロテイン、a_2マクログロブリン)、及びシアル酸を測定、SASを用いて解析した。その結果、(1)PRPはトリグリセライドとアポBに正相関を認めた。(2)冠状動脈の狭窄度を示すGensini's score(0 vs > 0)及び0枝病変vs1ー3枝病変共にPRP濃度に有意差を認めず冠動脈硬化との関連は認めなかった。(3)炎症蛋白との関連でPRPはハプトグロビン、セルロプラスミン、フィブリノ-ゲン、α_1ーアシッドグライコプロテイン、シアル酸と正相関を認めた事より炎症の後期に増加する事が示唆された。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] M.Kusuda,J.Sasaki,Y.Takada,T.Soji,K.Arakawa: "Evidence that prolineーrich protein in synthesized by the hepatocytes" Biochemical Medicine and Metabolic Biology.

  • [文献書誌] T.Mori,J.Sasaki,M.Kusuda,K.Handa,K.Arakawa: "Prolineーrich protein levels following acute myocardial infarnction"

  • [文献書誌] T.Mori,J.Sasaki,M.Kusuda,K.Handa,K.Arakawa: "Coerrelation of PRP to acute phase reactant."

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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