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1988 年度 実績報告書

視床下部整腸障害に対する脳移植の効果-MSG投与ラットをモデルとして-

研究課題

研究課題/領域番号 63570530
研究機関福井医科大学

研究代表者

宮保 進  福井医科大学, 医学部, 教授 (70019884)

研究分担者 林 多喜王  福井医科大学, 医学部, 助手 (00198847)
岸田 繁  福井医科大学, 医学部, 講師 (90019589)
キーワードMSGラット / 成長障害 / 視床下部ホルモン / 脳移植
研究概要

生後3〜7日の幼若ラットにMonosodium Glutamate(MSG)を投与すると発達中の脳の弓状核を主とし障害し、成長障害・肥満と各種視床下部・下垂体ホルモン分泌障害及び高インスリン血症・高トリグリセライド血症などの特有な代謝障害を来す。
本研究ではMSGラットの第3脳室に正常胎児ラットから得た弓状核を含む視床下部組織庁を移植しその効果を見た。
先ずRecipient(Rp)として生後10日、15日、20日、30日及び成熟後のMSGラットに胎生19日のDonor(Dr)の視床下部庁を移植し、成長、Lee Indexを指標としてその生着を検討すると、Rp10日〜15日で15%、20日で4%、30日以降ではほとんど効果がなかった。即ち、生着率はRpの脳の成熟度に関係すると考えられる。又、Dnとして胎児15日の脳組織を移植すると成績はDn19日より良い傾向が見られた。しかし、体型やLee Indexが完全に成熟したものはなお極く少数で、大部分はMSGラットと正常ラットの中間型を呈した。次にこれら移植ラットの成長ホルモン(GH)分泌動態を、心房にカテーテルを留置し、数時間にわたり15分おきに採血検討した。正常ラットに見られるようなGHの明らかなPulsatile分泌を認めたものは体型が正常化したものの一部のみであった。現在、GRHに対するGH分泌反応、他の下垂体ホルモン分泌状態、負荷血糖曲線について検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 宮保進: 日本内分泌学会雑誌.

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公開日: 1990-03-20   更新日: 2016-04-21  

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