研究課題/領域番号 |
63570639
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
村上 卓夫 山口大学, 医学部, 助教授 (10091216)
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研究分担者 |
城野 憲史 山口大学, 医学部附属病院, 助手 (70196666)
岡 正朗 山口大学, 医学部, 講師 (70144946)
清水 良一 山口大学, 医学部附属病院, 助手 (30187471)
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キーワード | 食堂癌 / ヌ-ドマウス皮下移植腫瘍 / in vitro培養系 / 無血清培養 / Southern blot hybrydazation / 増殖因子 / 増殖因子レセプタ- |
研究概要 |
食道癌切除標本よりヌ-ドマウス皮下に移植を試み、32例中21例に成功した。現在、14種類の継代可能となった皮下腫瘍を維持している。 食道癌切除標本、上記ヌ-ドマウス皮下移植腫瘍および、食道癌癌性胸膜炎患者胸水よりin vitroでの細胞株樹立を試み、それぞれ3株、2株、1株、合計6株(YES-1〜YES-6)の樹立を血清添加培地において成功した。これらの細胞株に関しては、YES-3まではchracterizationを完了し、諸学会にて発表を重ね、論文として、投稿中である。他3株についてもchracterizationを進めている。 それらの細胞株を用いて無血清培地における培養系の樹立を試み、2株に関しては無血清培養可能となり、これも学会にて発表している。 また、YES-1に関しては、抗癌剤の細胞回転に与える影響を検討しているが、近々、結果が出る予定である。 現在、予備実験の段階であるが、培養細胞2株よりDNAを抽出し、erb-B,C-mycをプロ-ブとしたSouthern blot hybrydazationを施行した。この2株に関しては、増幅・再配列とも認め得なかったが、再度検討する予定である。なお、他の4株についても検討する予定である。それと平行して、現在は-70℃にて保存している切除標本からもDNA抽出を行い、同様に検討して行くつもりである。 今後もヌ-ドマウス皮下移植系、in vitro培養系の充実をはかり、DNA,RNAレベルでの分子生物学的な研究及び、無血清培養系を用いた増殖因子及びそのレセプタ-の解析を行う予定である。
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