研究課題/領域番号 |
63570703
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
宮元 章次 琉球大学, 教養部, 講師 (90157678)
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研究分担者 |
上里 智美 琉球大学, 医学部, 助手 (90151779)
乗松 尋道 香川医科大学, 医学部, 教授 (00156241)
茨木 邦夫 琉球大学, 医学部, 教授 (00107187)
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キーワード | 骨塩量 / 青年期骨格 / 筋力 / 二元光子吸収測定法 / 骨粗鬆症 |
研究概要 |
1)対象 調査対象は沖縄県内在住の大学生18歳から25歳までの男子11名、18歳から22歳までの女子10名であった。身長、体重の男女別平均値は各々171:158cm,66:53kgであった。 2)方法 DPA装置はScanner typeのLUNUR DP3を用いた。併用してx線を使用するDPXを用い、骨塩量および体組成の測定を行った。筋力測定は静的筋力を代表する握力、脚筋力、背筋力の3項目を選択した。 3)結果 (1)大腿骨頚部、大腿骨WARD三角、大腿骨大転子部、腰椎2ー4、について加齢との関係を求めた。腰椎2ー4=0.0316X+0.6138(r=0.395p<0.05N=29Female)腰椎2ー4のみ低い相関があったが他の相関は得られなかった。従って、腰椎2ー4以外は加齢にともなう成長が止まり、ほぼピ-クに近い値を示していると思われる。 (2)体格、筋力によるTーBMDの推定について変数選択法を適用して重回帰式を得た。説明変数は体重、身長、脂肪量、除脂肪量、握力、脚筋力、背筋力の項目である。男子のTーBMDを推定する重回帰式は次のようになった。TーBMD=-0.00856A+0.01027B+0.00335C+1.79670(A;身長B;体重C;脚力)重相関係数0.938、F_0=17.14>F^3_7(0.01)=8.45同様に女子のTーBMDを推定する重回帰式は次のようになった。TーBMD=-0.01259A+0.00614B+0.00001C+0.71027(A;握力B;脚力C;LBM)重相関係数0.929、F_0=12.79>F^3_6(0.01)=9.78であるからそれぞれ回帰は有意で3つの変数はTーBMDの予測に役立つと言える。TーBMDの値は男子1.28g/cm^2、女子1.23g/cm^2であった。
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